浅草の木材バカ四代

東京下町・浅草の材木屋。四代目社長日記

子供と小割が仲良く空間を作った

2014-07-21 00:00:00 | 木の話題
小学校5・6年生を対象にワークショップをやってきました。
場所は東京駅の目の前、城東小学校。
ビルに囲まれた一等地にある、区立の歴史ある小学校です。

内容は「プロの建築家から学ぶ空間ワークショップ」です。
杉の小割材(長さ1800ミリと900ミリ)を使って、子どもたちが考えた建築物をつくっちゃおうという面白い企画。
まずは建築家の先生(日本建築家協会JIA)から、教室で構造についての講義をし、グループに分けて割り箸を使って考えてもらいます。



ねらいは三つ。
・友達と協力しながら、自分たちのイメージした家を建てる作業に積極的に取り組む姿勢。
・木材の組み方で強度も変わることを知り、試行錯誤しながら、建物の構造を考えていく姿勢。
・知識だけでなく、実際に木材を組んでいくことで、現実的な組み方を理解し、実践する能力。

心配ご無用、子ども達は独創的な建物をみるみる作っていきました。
「城東神社」や「城東城」や「からくり屋敷」。



机上の授業だけが勉強じゃない。
実際に作ることによって、空間がイメージできてくる。
空間力です。(ワタシは苦手

小割材と言えども、木材を手で触って、こんなに大きなものを作るのって、きっと一生に一度でしょう。
材木屋としてはもっともっと木材に触れる機会を増やす仕組みを作っていきたいと思います。
コメント
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