浅草の木材バカ四代

東京下町・浅草の材木屋。四代目社長日記

角乗りひょいひょい

2013-09-09 00:00:00 | 木の話題
材木屋っていうと、世間のイメージはどんなんでしょうか?
「ひょいひょいと水辺の角材に乗ってるの?」なんて言われることがあります。

昔は交通網が発達していなかったので、山から切り出した木を川で流して海に出し、いかだを組んで日本全国から木場に集められ、材木屋が角乗(かくのり)しながら値段を決める…という時代がありました。
その余技として2人で息を合わせて1本の角材に乗る「相乗り」や、げたを履いて乗る「高げた乗り」や、角材の上で倒立する「しゃちほこ」などがありました。
そんな角乗も現在では行われなくなり、伝統芸能のような形になりました。
「木場角乗保存会」という約20人のメンバーが、三百年続いた角乗の魅力を次世代に引き継ごうと活動しておられるようです。
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