浅草の木材バカ四代

東京下町・浅草の材木屋。四代目社長日記

木材の三次元圧縮成形

2007-07-11 08:17:23 | 木の話題
デジタルカメラ等でおなじみの、オリンパス株式会社がすごい技術を開発してくれました。
この技術が実用化されれば、木材が私たちの生活にもっと身近なものとなるはずです。
そうなれば、ワタシの目標である「木の特性を活かした商品、情報をお届けする。そしてこの乾いた社会を潤いある社会にする。」…が、一歩前進することになります。
佐久間木材ではなく、オリンパスによって…、というところが残念ですが、そんな小さなことはどうでもいいです。
この技術、どんな技術かと申しますと、たとえば桧の比重は約0.5ですが、それを三次元で圧縮して比重約1.0まで変化させることが出来る…というものです。
それにより、木ならではの質感や木目を活かしつつ電子機器の外装に適用できるようになるのです。
木製デジカメ等ができちゃうのです。
 
オリンパスのニュースリリースには下記のように技術開発の背景を説明しています。
『「効率・利便性・安価」と追求した画一的な大量生産・大量消費でモノの飽和状態が進む中、モノに対するこだわり、愛着が失われつつあります。
このような時代においてオリンパスは、人がモノに対して情緒的価値を持てるモノづくりとは何かを考えてきました。
その一つの回答が、今回開発した自然素材である「木」を使った三次元圧縮成形加工技術であり、この技術により本来「木」が持っている天然の色・つや・木目の美しさの表現、電子機器の外装・筐体に使うことができる薄さと硬さを両立しました。
この技術を通じて、多くの方々にモノを持つ喜びを味わって頂きたい。
それが今回の技術開発にかけたオリンパスの願いです。』
 
ん~このセリフ、やっぱりワタシが言いたかった。
よし、がんばるぞ!

≪私のお店:木質材料専門店 eco-moku エコモク≫
コメント
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