私的美遊空間

美しく愛しいものたちへのつぶやき

天使の歌声♪ウイーン少年合唱団来日60周年記念特別公演

2015年06月08日 | 「いと をかし」なものたち



6月6日(土)神戸文化ホールにて、来日60周年記念特別公演が行われた
チケットを手に入れてからどれほどこの日を待ったか知れない



約100名の団員の内、今回来日したのはブルックナー組の25名
10歳から14歳までの孫のような可愛らしい少年たちである

私が初めてウイーン少年合唱団を知ったのが11歳の時だったから、同世代の
遠く見も知らぬウイーンから来た美しい少年たちに憧れの気持ちを抱いたものだった





♪ウイーン少年合唱団の代名詞とも言われる「天使の歌声」は
トスカーニが命名したことで有名である

清らかに澄んだ歌声は、優しくやわらかで、気品があって、
本当に「天からの使い」のようである♪





この来日公演でAとBの二つのプログラムを披露するが、
こちら神戸公演ではBプログラムの披露となった

さすがに「祈り」の部は彼らの真骨頂であり、気高く、厳かに、、
聴きなれた「イタリアの音楽」「アメリカの歌」さえ格調高く、
「日本の歌」は優しく情感たっぷりに、
そして最後の「ウイーンの音楽」は優雅で夢見るように、
彼らは精一杯に歌ってくれた



それになんと言っても驚き、心に響いたのは
ウイーンフィルのニューイヤーコンサートでもお馴染みの皇帝円舞曲だった
皇帝円舞曲を合唱で?どんな風に?ガッカリの出来栄えだと嫌だな、、
そんな不安を感じていたが、聴いてみるとそんな不安など吹き飛ぶ出来栄えだった

そして最後の「トリッチ・トラッチ・ポルカ」はウイーンフィルとの共演で聴いたのと
なんら変わりはないほどで、フィナーレを飾るにふさわしく、
彼らの魅力が余すところなく発揮されていた

拍手が鳴りやまず、アンコールに、会場からの「ジャパニーズソング!」との掛け声に応えて
「荒城の月」を団員(日本人)のリコーダー付きで合唱してくれて公演の幕を閉じた



彼らは、今日はお休みで、あとの4公演は千葉と東京である
4月25日を皮切りに、ニか月近くのツアーも、あともう一息
頑張って!とエールを送りたい
そして、無事に終了して、楽しい思い出をいっぱい持って
帰ってね、と祈るばかりである

※写真はプログラムより


コメント (2)
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