~ 昨日は、社中で「お目出度い茶事」があった ~
この度「茶名」と「中級」の許状を拝受された方二名と、
6月にお誕生日を迎えられた方二名へのお祝いの茶事。
光栄にも、そのお席の亭主を務めさせて頂くことになり
ここ一週間は、手順の確認をしつつ緊張しながらも
お祝いのお席だから私なりに楽しみにもしていた。
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そして、その当日となり師匠宅茶室に伺うと
準備して下さったお道具が一級品揃いであることに気づき、
単純にも、この立派なお道具を使わせて頂けることを喜んだ。
ところが喜んだのも束の間、普段出来ることもうまく出来ず、
初使いのお道具に立ち止まり、、、挨拶も言葉足らずで、、、
一つとして良いところがないままにお茶事は終わってしまった。
ああ!せっかくのお祝いのお席を、もっとスマートにまとめたかった!
もう少し出来てもよかったのにと、残念に思うことばかりが頭に浮かぶ、、
技量のなさは一級のお道具を以てしても、どうにもならなかったのである。
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経験する度に分からないことが分かってくる。
そして、頂上が遥か雲の上であることにも気づくのである。
道は遠い
だけど上を向いて歩いて行こう。