こちらは兵庫県佐用町上月町櫛田にある名瀑「飛龍の滝」です。
昨年の一年間、NHKの大河ドラマ軍師官兵衛のタイトルバックに登場し
全国の皆さんにも知られるようになりました。
名前の由来は、突き出した壁岩で水の流れに変化がついており、
この姿が飛龍に似ていることから付けられたと伝えられています。
階段の遊歩道を90mほど上がると木立の正面にその姿を現します。
滝の落差は16mと、さほど大きな滝ではありませんが、
静かに鎮座しているような気を発し、神秘的で美しい滝です。
ここが軍師官兵衛のタイトルバックに使われた所以でしょうか。
遊歩道の上り口には「天門山瀧の不動明王」との石柱が建てられており、
飛龍の滝が信仰の対象であることがわかります。
古来よりここの竜神に祈ると雨乞いに霊験があるとされ、
近郷の人々が干ばつの年には集団で参拝したとのこと。
※郷土史探訪ツーリズム研究所資料参考
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思いのほか飛龍の滝は魅力的で
百聞は一見に如かずの思いを強くした観瀑の一日でした。