6月6日(土)神戸文化ホールにて、来日60周年記念特別公演が行われた
チケットを手に入れてからどれほどこの日を待ったか知れない
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約100名の団員の内、今回来日したのはブルックナー組の25名
10歳から14歳までの孫のような可愛らしい少年たちである
私が初めてウイーン少年合唱団を知ったのが11歳の時だったから、同世代の
遠く見も知らぬウイーンから来た美しい少年たちに憧れの気持ちを抱いたものだった
♪ウイーン少年合唱団の代名詞とも言われる「天使の歌声」は
トスカーニが命名したことで有名である
清らかに澄んだ歌声は、優しくやわらかで、気品があって、
本当に「天からの使い」のようである♪
この来日公演でAとBの二つのプログラムを披露するが、
こちら神戸公演ではBプログラムの披露となった
さすがに「祈り」の部は彼らの真骨頂であり、気高く、厳かに、、
聴きなれた「イタリアの音楽」「アメリカの歌」さえ格調高く、
「日本の歌」は優しく情感たっぷりに、
そして最後の「ウイーンの音楽」は優雅で夢見るように、
彼らは精一杯に歌ってくれた
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それになんと言っても驚き、心に響いたのは
ウイーンフィルのニューイヤーコンサートでもお馴染みの皇帝円舞曲だった
皇帝円舞曲を合唱で?どんな風に?ガッカリの出来栄えだと嫌だな、、
そんな不安を感じていたが、聴いてみるとそんな不安など吹き飛ぶ出来栄えだった
そして最後の「トリッチ・トラッチ・ポルカ」はウイーンフィルとの共演で聴いたのと
なんら変わりはないほどで、フィナーレを飾るにふさわしく、
彼らの魅力が余すところなく発揮されていた
拍手が鳴りやまず、アンコールに、会場からの「ジャパニーズソング!」との掛け声に応えて
「荒城の月」を団員(日本人)のリコーダー付きで合唱してくれて公演の幕を閉じた
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彼らは、今日はお休みで、あとの4公演は千葉と東京である
4月25日を皮切りに、ニか月近くのツアーも、あともう一息
頑張って!とエールを送りたい
そして、無事に終了して、楽しい思い出をいっぱい持って
帰ってね、と祈るばかりである
※写真はプログラムより
ヴィーナー・ゼンガークナーベン、この響きそのものがとてもなつかしく感じられます。
コンサート、お越しになったんですね。
プログラム拝見しても楽しそうな、わくわくする感じが伝わって来ます。
よくは知らない曲もたくさん、こんなコンサートがいいなと思います。
皇帝円舞曲にトリッチ・トラッチ・ポルカ、シュトラウス・ファミリーの曲は彼らは得意ですものね。
3年前のニュー・イヤー・コンサートでは、マリス・ヤンソンス指揮でのトリッチ・トラッチ・ポルカでした。
今夜は枕もとでそのコンサートをDVDで見ることにしましょうか。
私がこの合唱団を知ったのは、おそらく中学生になってからだと記憶しています。
映画「青きドナウ」のことをなぜかよく覚えていますからね。
子どもの頃はよく学校の授業の一環で映画館で鑑賞することがよくありました。
クラシック音楽好きになったのも、こんな映画もきっかけになっているんでしょうね。
ヴィーナー・ゼンガークナーベンと聞いただけで、もう頭の中でメロディが流れているのでは、、
今回の公演は、本当に待ちに待ちましたよ。
トラブルもなく無事に行ってくることが出来て良かったでした。この歳になると体調の変化が心配ですからね。
この度の公演では、来日60周年記念ということで、彼らに捧げられた新曲の世界初披露というプレゼントがありました♪
それだけ、ウイーン少年合唱団にとっても、日本の聴衆との絆を大事に思ってくれているのでしょう。
嬉しいことです。
そうでした。ヤンソンスの指揮でウイーンフィルとでしたね。跳ねるようにチャーミングでしたね。
今夜はぜひ、枕元でそのDVDを見て下さい。
そして良い夢を♪
ああ!そう言えば、来年はまたヤンソンスでしたねえ、、あと半年!待ち遠しいです。