私的美遊空間

美しく愛しいものたちへのつぶやき

着物を着るための六月の決まり事

2015年06月24日 | 着物の楽しみ
女性はいつも出かける時に服選びに苦労しますね。

まあ、苦労すると言ってもそれが楽しい場合もありますが、
着物の場合は合わせる帯だけでなく、帯揚げ、帯締めなどの小物の取り合わせや
さらに、季節の決まり事にも気を配る必要があり、お手上げ状態になることも。

~ * * * ~

今回は、春から夏への衣替えの時期6月の決まり事を紹介したいと思います。




着物ーー6月いっぱいは薄い夏物ではなく、裏地のない単衣(ひとえ)の着用となります。
帯ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーさっぱりとした名古屋帯に変えます。
長じゅばんーーーーーーーーーーーーーーー単衣のものから薄物(絽、紗)に変えます。
半襟ーーーーーーーー夏物(絽)のものが使えますが、中旬までは塩瀬のものも使用可。
帯揚げーーーー夏物(絽)のものが使えますが、中旬までは綸子、縮緬のものも使用可。
帯締めーーーーーー6月いっぱいはすっきりとした丸打ち、平打ち、丸ぐけを使用します。

※着物は迷うことなく単衣に変えなければなりませんが、
他のものは、この基本を知った上で、着用日のお天気や
気温に合わせて多少の入れ替えも良いと思います。

~ * * * ~

今回合わせた帯はしゃり感のある涼し気なものです。
帯揚げは「絽」、帯締めは「夏組」のものです。
6月も後半になると気温もずいぶん上がりますね。
そんな時には帯締めを「夏組」のものに変えるという
応用力があってもいいですね。

コメント
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