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私的美遊空間

美しく愛しいものたちへのつぶやき

明治の香り ウランガラスの氷コップ

2014年06月21日 | 時空を超えて来たものたち
              これは明治時代に作られたウランガラスの氷コップ
              ぽってりと厚みのある様子が、いかにも明治の時代らしくて素敵です
              くるんと巻いた取手は柔らかそうで、まるで飴細工のよう

              この氷コップでどんな人が氷を食べていたのでしょう
              また、どんな食器棚にしまわれていたのでしょうか
              タイムスリップして見てみたい気がします

              旧家に代々伝わった物なら、その物の歴史が分かりますが、骨董市で
              出会った物は、ほとんど由来が分かりません
              ごくまれに、「どこどこのこういう人が持っていた」と説明があったりしますが
              本当かどうかは分かりません

           そういったことは分からなくても、見て、手にとって、これを自分のそばに置きたい!
           その気持ちがあれば、自分にとっては価値ある物だと思っています

           100年もの時を渡ってきたこの氷コップ
           さらに100年も200年も渡っていくことでしょう
           未来に行って見てみたい気もします