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平安の秘仏と ご対面

今日の東京は小春日和のいい天気。風も弱いので、陽だまりではコートも要らない陽気です。
小春日和に誘われて、9月から上野の国立博物館で開かれている「平安の秘仏―滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち」に行ってきました。
滋賀県甲賀市(「こうか」と濁らないんですね)の天台宗の古刹「櫟野寺(らくやじ)」の本尊の十一面観音をはじめとする平安時代の仏像が一度に観られる企画展です




東博の本館正面から入ると バックに白洲正子が愛した「かくれ里」のスライドが映る前に 台座を含めれば5mにもなる十一面観音が安置される迫力にまずは圧倒されます。侍仏の薬師如来や 脇をかためる毘沙門天など二十体もの仏像が並ぶさまは壮観!

普段は時間が無くて見逃しがちな常設展の埴輪や諸仏に高円宮コレクションの根付、法隆寺宝物館の金銅仏なども 今日はゆっくりと眺められました。







安土桃山時代の武将・小早川秀秋所用の陣羽織。
南蛮貿易の真っ赤な羅紗に鎌の模様のアップリケ







最近のアニメ「刀剣乱舞」の影響か、日本刀の展示の前では修学旅行の女子高生がスマホでパチリ




春と秋の一時期 公開されている庭園もススキや紅葉が色づいて綺麗



庭園の奥に京都から移築された九条邸の狩野派による楼閣山水図などを眺めながら、お昼ご飯に「天むす」






不忍池の蓮も一面の枯れ草色。これはこれでなかなか風情のある景色です

 
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