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降参した歌3 ダイアナ・クラール

2008-11-18 22:55:02 | 音楽
ダイアナ・クラール。

ロイク・ミュージックにくわしい友人のマルスなら、「課長が部下のOL連れて聴きにいくジャズだな」と鼻で笑いそうだが、なかなかいいです。田舎臭いがモデル並みの美形。スイスのホテルのバーでカクテルピアニスト兼歌手として歌っていたところを見出されたそうです。

カクテルピアニストとはラウンジピアニストともいうが、日本でもシティホテルのバーやカフェラウンジでペロペロ弾いていますね。たいていは、音大の学生とかピアニストの卵の「女の子」のアルバイトです。欧米でも演奏家や芸術家の仕事ではないですが、やはりプロの仕事で皆べらぼうに上手いです。

オーケストラを従えたライブができるジャズマンなど思い浮かばないですから、ダイアナさんはよほど客が呼べるスターなのでしょう。色気と艶には欠けますが、男性的な伸びのある低音と囁きの入れ替わりがダイナミックです。少女時代はエルビス・コステロのファンで、いまでは結婚しているそうですから、やはり「イモい」とマルスは貶すでしょう。

エルビス・コステロもやはり、ナットキングコールのスタンダードナンバー「スマイル」のカバーをヒットさせていて、日本ならクレージーケンバンドとよく似ています(逆かもしれないが)。以下の曲も、ナットキングコールやシナトラの洗練と比べるとあれですが、太い地声を楽しむことができます。それから、誰かは知らないが、ギターがすばらしい。

Diana Krall "Love Letters"(Live in Paris)
ナットキングコールです。パリです。お洒落です。
ラブレターフロムカナダアーとは違います
http://jp.youtube.com/watch?v=l6uios2-3HE&eurl=http://geininnyoutube.blog15.fc2.com/blog-entry-2584.html

Diana Krall "Temptation" (Montreal Jazz Festival 2004 Live)
トム・ウエイツの曲だそうです。テンプテーションのリフレインがかっこいい
http://jp.youtube.com/watch?v=K4fbD0YBSZQ&feature=related

Diana Krall "Fly me to the moon"
昔、「全日本歌謡選手権」で青山ミチが歌って泣かせました
フラアーィトゥザムンのトゥザムンが泣かせどころ
http://jp.youtube.com/watch?v=qVCgf6_M7i4&feature=related

Diana Krall "S' Wonderful"
スワンダフル マアーベラスのマアーが気持ちいい
http://jp.youtube.com/watch?v=4F2a_GkLzgA&feature=related

Diana Krall "Look Of Love"
アルッ オーラブのアルッがいいところ
http://jp.youtube.com/watch?v=it1NaXrIN9I

Diana Krall "cry me a river"
クライミーアリバーの前に呑み込むユキャンが切ない
http://jp.youtube.com/watch?v=TEmayUrZc-c

Diana Krall "I Don't Know Enough About You"
あなたをよく知らないわ、こういう歌詞にしか「わ」は使えない
http://jp.youtube.com/watch?v=0GmrBeCgcAY

Diana Krall Trio "Boulevard of broken dreams" (live)
歌謡曲みたいですね、ギターが抜群!http://jp.youtube.com/watch?v=3mx5-pQ7D2k

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