事務局 星です。
皆さんはどのような格好でスポーツをしていますか?私はマラソンをメインにトレーニングしていますので、主にTシャツに短パンです。最近は様々な機能をもったシューズやウエアが出回っております。用途に合わせて有効に使うとカラダが動きやすくなり快適にスポーツを楽しめます。いい世の中になったものですね。
ですが簡単にカラダを動きやすくなることが果たしていいのでしょうか?私も2008年にマラソンを始めた当初はさまざまな最新トレーニンググッズを身につけると同時に「効率的」にトレーニングをして、人が3年かかるところを1年くらいで結果を出してやろうと意気込んでいました。
●コンプレッションウエア(カラダに圧力をかけることで動きやすくする薄くぴちっとしたウエア)
●多機能時計(時間のほかに、速度、距離が走りながら表示される)
●心拍計(心拍数を管理しAT値を算出)
●サプリメント(プロテイン、アミノ酸、クエン酸などを定期的に摂取)
トレーニング時にこの4点はほぼ毎回そろえて2年くらいがんばりました。
しかし記録は思ったように伸びませんでした。これはトレーニングの量が少なかったからで、身につけたものや取り入れたものが逆効果だったことではありません。
どんなトレーニングもそうだとは思うのですが3年くらい経つと自分自身の体力がどのくらいあるのか分かってきます。
いろいろ試すうちに体力そのものを上げることに「効率的」、「近道」とは何を指すのかわからなくなってきました。
結局、締め付けの緩いウエアに戻し、気温や風を肌で感じながら走ることに戻しました。
時計も時間しか表示しないものに戻しました。いつもは時計が教えてくれたペースを今度は考えながら走ります。いつも間にか、1km5分ぺース、4分30秒ぺース、4分ぺースとなんとなくカラダの中にギアチェンジ機能が搭載されているではないですか。
心拍数も計らなくてもよくなってきて、感覚で自覚的運動強度がわかります。
サプリメント摂取は最初の半年でやめました。やっぱり基本となる3食の食生活を見直そうと思ったからです。
ということで今はほぼ「感覚」でトレーニングしてカラダと対話をするようにしています。
私自身思ったよりマラソンも速くならないし、体力はなかなかつきませんが自分の体がどうなっているのかだんだんわかってきました。これは何事にもかえ難いありがたい感覚です。
もちろん最新トレーニンググッズの存在を否定しているのではありません。それを身につけることで楽しみが増えて運動する機会が多くなったり、スタイルがかっこよくみえたりすることも大事なモチベーションですから。実際最近のマラソン大会などはファッションも様々でみているほうも楽しめます。
私が思うのは、どんな高性能なスポーツグッズが開発されて科学が進歩しても、昔から人の体の構造は変わっていないということに気付いてトレーニングしましょうということです。
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