■駅前魔女食堂■

料理を作っては写真を撮る毎日です。「美味しいは正義!」を合言葉に食べ歩きもしています。

【伊勢 翁】で蕎麦切りを見学!二八蕎麦の後は達磨最中で締め括った休日の午後!

2021-11-29 | 食べ歩き(三重)
アクアイグニスの「そば切り 石垣」で情報を得て、この日はヴィソンという新しい施設にできた「伊勢 翁」に突撃してみた。
達磨翁、しかも山梨の翁出身ということで本日の蕎麦はどんなだろうかと楽しみに出かけてみました。

混雑が予想される集合施設ですから、早めがよいとおもって開店時間20分前に到着しました。
木と漆喰とガラスでできたモダン和風のお店です。
入り口で名前を記入して順番を待つシステムになっています。



多くの蕎麦屋には、蕎麦を打つところをお客が見学できるようにとガラスで仕切られた蕎麦打ちコーナーがある。
しかし実際に蕎麦を打つ姿を見ることは少ない。
きっと営業前に打つので、食べる時間には蕎麦は打たないよねと納得している。

ここ「伊勢 翁」にも入り口の右手に蕎麦打ちコーナーがあり、ガラス越しに作業が見えるのですが、嬉しいことにちょうど蕎麦切りをしているところでした。

うっすらと緑色がかった蕎麦を切っています。
板を置いて幅の広い包丁でリズムよく切っていくのですが、折りたたんだ蕎麦生地にかなり厚みがあるのに細く均一に切るのは難しいはず。
押さえた板には角度がついているとか、包丁にも工夫があるとか・・・
さらには切っている台にどういう角度で体を構えているか等、興味深く熱心に見てしまいました。


切ったあとは、たっぷりのそば粉を全体にそして切り口につけていました。
そば粉の粗さも気になるところ。
毎日同じ作業を繰り返し、同じ量の蕎麦を打って→切って→箱に収納して・・・と考えなくても体が動くことでしょう。


実演が終わってしばらくすると店が開き、順番に店内に案内されました。
大きなテーブルに座ってさっそくメニューを確認します。


蕎麦は二八蕎麦一種類です。
冷たいのか温かいのか。
おっと、辛味大根そばがありますが、気をつけないとぶっかけ蕎麦かもしれません。
初訪問のお店は「ざるそば」と決めていますので、店員さんに相談してさるそばの薬味に辛味大根をつけてもらうことにしました。
初訪問なのに我儘なお客です。


注文が終わってほっと一段落。
蕎麦茶の向こうはテラス席。
外の緑が見えると落ち着きます。


サービスヤードとの仕切りに棚を作り、古伊万里の蕎麦猪口を飾っています。
蕎麦本なども飾ってありましたが近くに行くのが躊躇われて、動かずに大人しく座っていました。
待てができる大人です(笑)


しばらく経って届いたお盆にはつゆと薬味が乗っていて、この配置でおかれました。
真ん中は真打のスーペースです。


いよいよざる蕎麦、二八蕎麦が目の前に!!!
やはりこの季節は蕎麦がほんのりと緑がかってとても美味しそうです。


薬味は、ネギと少量の山葵、そして特別リクエストの辛味大根!


蕎麦つゆは自分で容器に移す仕様です。
達磨翁グループの蕎麦が好きだというのは、きっとこのつゆにあるのだろうと思っています。
お店によってつゆの節(旨味)と醤油の割合が全然違う。
その点、達磨翁だったらどのお店でもつゆの完成度が期待通りで、間違いないという安心感があります。
翁の蕎麦にはこのつゆという方向性が見えてるというのかな。
ちょっと説明が難しいけど、私の好みのど真ん中なのです。


結構量があります。
頑張って食べることにしましょう。


手打ち→手切りですし、先ほど実演を見ましたから、蕎麦の断面も確認してニヤニヤしながら食べました。
茹で加減はやや硬めです。最近は硬めのお店が増えてきました。
蕎麦の香りはほんのりとしか漂いませんので、気合を入れて感じなくては・・・。
次に蕎麦に山葵をつけてそのままで食べてみました。
すごく辛味が際立った山葵で、これなら少量で充分に満足できます。
そして辛味大根で・・・、おぉ辛さはすぐになくなって甘さがやってきました。
辛いのに甘い大根。不思議な味で、とても楽しくいただきました。

蕎麦つゆも忘れずにちゃんとつけて食べてみます。
しなやかな二八蕎麦、新蕎麦の香りを妨げず、つゆのしょっぱさが全体の味の厚みを広げてくれます。
醤油の風味を邪魔しないけどちゃんと自己主張して節(鰹節など)の仕事を全うしてるって感じです。
そうなんです、前回の蕎麦(そば切り石垣)よりほんの少しだけ魚系出汁が強い。
このつゆなら田舎蕎麦も食べてみたいなぁと、まだ未訪の山梨長坂翁に思いを馳せました。
さすがの私も山梨までは行きませんけど、あれこれ味の想像をするのは楽しいものです。


打ち立て茹でたての蕎麦を楽しんだあとは、デザートに達磨最中を注文してみました。
達磨の形をした皮に、自家製の小豆餡ということです。
器が・・・とても素晴らしい。
その上にちょこんと乗っかった達磨が可愛い〜(笑)
自家製の小豆餡は甘さ控えめで、パリパリの皮とあっさり餡子を楽しんで
蕎麦ランチを終えました。


居心地が良いのでのんびりと食べてしまいましたが、外にはかなりの待ち客がたたずんでいました。
蕎麦好きって多いのねと思った次第です(笑)
駐車場完備ですし、これから通いますのでよろしくね!と心の中でつぶやいて伊勢翁を後にしました。




伊勢 翁     HPはこちらです

住所:三重県多気郡多気町ヴィソン672番1 旨味15

営業時間:11:00~15:00、7:30~20:30

定休日:木曜日







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