■駅前魔女食堂■

料理を作っては写真を撮る毎日です。「美味しいは正義!」を合言葉に食べ歩きもしています。

メアベアってなんだろう?!「中津軒」にて実食をした日!

2021-03-10 | 食べ歩き(三重)
洋食というのは実に吸引力が強い。
イタリアンやフレンチで検索するのも多いけれど、洋食というキーワードで検索してみるといくつか気になるお店がみつかった。
その1つが明治44年創業の「レストラン中津軒」という老舗洋食店でした。

明治44年って西暦1911年ですよ。
なんと創業110年。立派な100年食堂です(笑)

この中津軒のWebサイトを訪れると、TOPページにはデミグラスソースの上に卵が乗った美味しそうな写真が目に飛び込んできた。
これは中津軒のスペシャルメユー「メアベア」というらしい。

メアベアって何?どんなもの?
そう思い始めたら突撃するしかあるまい。
思いたったその日は晴れ女の私には珍しく雨、しかも豪雨の日でした。
途中で強風を伴う豪雨になったのだから仕方ないのです。

今回は充分に下調べをしたので迷わず到着できました。
オフィス街の裏手にあるので混雑を予想していたのですが、悪天候のおかげか待たずに食べることができました。



床はコンクリートと細かなタイルのミックスでレトロ感が溢れています。
天井が高くて寒い。
雨に濡れたから寒いのかなぁ。
ガラスコップの棚がお会計エリアとなっています。
店員さんのステーションとその奥に続くのはキッチンでしょうか。
タワー型の暖房機が動いていますが、広い店内を暖めるにはちょっと足りないのかも。
コートを着たままで注文させていただきました。


「メヤベア」の由来は、一説には作曲家のジャコモ・マイヤベーアが客に振る舞った料理が始まりと言われています。フランス料理「マイヤベーア」が原型だそうで、Meyerbeerと書きます。
中津軒のメニューにはMeyarbeyarとありますから、発音を聞いてこの綴りになったのかと想像しながら、メヤベアを待ちました。


おしゃれなメニューの表紙!


こっそりと店内写真を撮りながら、このTVに気が付いてしまいました。
薄型のフラットTVではありません。
箱のなかにモニターを入れて、雰囲気だけはレトロっぽくしてるのかな?
いやいやそのような設えではありません。
流石にブラウン管ということはないでしょうが、明らかに古いタイプのTVです。


もうひとつ気が付いたのがこのポスター!
確かにオリンピックは近い。
近いがこれはちょっと違う。間違い探しの絵のようなポスターです。
ポスター上部にはオリンピック東京大会とその上の5輪。
そしてポスターの下部には、文部省の印刷が!
お宝ですねぇ。


他には何かないかとキョロキョロしていたらようやくミヤベアが届きました。
グラタン皿から溢れているデミグラスソース!
完璧な状態の目玉焼き!
そしてライス!


どうですか、この堂々とした佇まい。
デミグラスソースに玉ねぎ・豚肉・牛肉・鶏を加え、オーブンで焼いて最後に目玉焼きを乗せる。
それがメアベアでした。


注文時に、「単品なのでライスをご注文されますか?」と聞いてくれました。
もちろんライスは必須でしょう。
デミグラスといえばライスですから!
卵の黄身をちょっと突っついて、絡めながらいただきます。
中津軒の命ともいえるデミグラスソースはたいへん美味しゅうございました。




レストラン 中津軒     HPはこちらです

住所:津市中央5-5

営業時間:ランチ11:00~14:30    ディナー17:00~21:00

定休日:日曜日







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