■駅前魔女食堂■

料理を作っては写真を撮る毎日です。「美味しいは正義!」を合言葉に食べ歩きもしています。

一軒家レストラン「ラ・デルニエール・ブシェ」でランチ!力強いフレンチでした!

2021-11-03 | 食べ歩き(三重)
知人のお薦めもあり、評判の良いお店なので気になっていたフレンチレストランです。
ちょうど友人からも問い合わせがあったので突撃することにしました。
過去に2度ほどお店に電話したのですが、空席がなく未訪問だったのです。
今回は友人との2年ぶりくらいのランチということもあって、何日も前に予約をいれました。

大きな通りから路地に入り、その突き当たりに駐車場完備の大きなお家。
扉を開けて手の消毒と検温です。
お好きな席にどうぞと言われたので、庭の見える窓際のテーブルを選びました。


可愛いパン皿(写真上)とアヒルの箸置き。
ここはお箸で食べられるフレンチなのですね。



大きめのテーブルには透明のパーテーションが置かれ、座ってみると天井が高いのでとても落ち着きます。
すぐに大きな黒板が運ばれてメニューを選ぶことになります。
私の予約したコースは、
アミューズブシェ
スープ
前菜
メイン・・・4種類から選べます
デザート・・・6種類から選べます
となっていました。



注文を終えて食べる心の準備も万端です。
賑やかな柄のランチョンマットにニヤニヤしながらもテーブルの上に見慣れぬものを見つけました。
写真の左端のパン皿の上、白く四角い容器です。
コールボタンでもなく一体何でしょうか。
実は、手を翳すと消毒液がミスト状で出てくる優れものでした。
入り口で手の消毒をしたのになぁと思ったのですが、これはパン用のものかもしれません。
パンはバゲットで出るのですが、手でちぎりますよね。
そのために手指を消毒するためのものなのかと思った次第です。



遠来の友とは2年ぶりくらい(それ以上かも・・・)のランチですから、おしゃべりが弾みます。
待つ時間も短くて、すぐにアミューズブシェが運ばれてきました。


料理名は覚えていませんが、クラゲ入りのゼリー寄せでした。
全体に酸味が効いており、爽やかな中にクラゲのコリコリ食感。
この後の料理への期待度が上がります。



ブルスゲッタ
サクッとしたバゲットにデンマーク産チーズとトマトがよく合います。
一味違う美味しいチーズ、マリネしたトマト、濃厚で甘さもあるバルサミコ、
バランスの良い一品でした。


前菜は四角いお皿に2品乗っかってます。
全体を撮るのは無理でしたので、一つずつ写真をとりました。
ポーチドエッグと生ハム入りのサクサクサラダ。
青ネギが入っているのにネギ臭くなかったです。


鯛のような白身魚のカルパッチョ。
綺麗なのだけど、お皿に深みがあるので撮るのが難しい〜〜


酸味のあるマリネ液?ドレッシング?に浸ったお魚です。
このドレッシングの酸味がとってもよい塩梅で、しばし会話を忘れてイッキ食い。


ポテトと長ネギのクリームスープ。
小さな容器にはこんもりと盛り上がったアーモンドの泡。
このアーモンドの泡をスープに加えていただきます。


クリームスープですが、泡状になっているので重くない。
「温かいスープの季節になったね」と話しながらあっという間に飲み干しました。


熱々のバケットが届きました。
温かいパンが多いのに、ここのバケットはクラムが熱々で指が震えるほどです(笑)
パリッとした外側と対照的に、もっちりと水分多いクラム(内側)の食感が嬉しくてたくさん食べてしまいました。



さて、いよいよメイン料理です。
友人のチョイスは「朝びき鶏モモ肉のロティ」です。
レタス添えで、ソースはなんとパイナップル風味のトロピカルソース!

レタスの印象が凄すぎて、鶏の存在が・・・(笑)


お皿を回してみると、皮の部分がよく焼けて美味しそうなチキンが見えております。
ボリュームすごいなぁ。
一口いただきましたが、見た目と違って淡白な鶏にコッテリのパイナップルソースが合っていました。


私が選んだのは、「三重県産豚バラ肉」
野菜のマリネ、生姜と3色のパプリカのソース!
たっぷり野菜で肉が見えない・・・(笑)
サラダのように見えますが、野菜のマリネです。
チキンのお皿と同じように、こちらもマッシュポテトが下にあり肉を固定しています。


一口大に切ってみました。
脂肪と肉が重なるバラ肉の部分、断面がわかるように切ってみましたが、
実はトロトロですごく柔らかいので切るのが難しかったほど。
これはお箸でも大丈夫です。結局お箸は使いませんでしたが、お箸が置かれた理由がわかります。
たっぷりのソースは濃いそうに見えましたが、あっさり味の豚に寄り添えるような優しい味でした。


店名の「ラ・デルニエール・ブシェ」の由来って何でしょうか。
フランス語はからきしダメなので、ヒントはないかと検索しましたが情報見当たらず。
直訳は「最後のひとくち」と出ましたので、最後の一口まで美味しくということなのでしょうか。
あるいは最後の一口まで気を抜くな!ということなのかな。

メインのお皿が下げられ、いよいよデザートの時間です。
友が選んだのは、「巨峰とベルベンヌのパンナコッタ」
色鮮やかで食欲がそそります。


そして私は「タルトタタン」を選びました。
秋です、林檎の季節です。
サクッと焼いたパイ生地とフロマージュ添えです。
フロマージュが出てくると、基本をしっかりおさえてるなぁと嬉しくなります。
ピンクのアイスは何だったのか忘れましたがあっさりと優しい味で全部食べました。


タルトタタンを近寄って撮ってみました。
黄金の飴色の林檎。
季節を感じる一皿です。


林檎のデザートは何度も作っているほど大好きな食材なのだけど、ここ「ラ・デルニエール・ブシェ」のタルトタタンは昔を思いださせてくれました。

フランスはリヨンの駅前でふらりと入った食堂。
言葉のわからない私に、そのお店の注文方法を手振り身振りで教えてくれたお兄さんたち。
林檎を運ぶトラックの運転手さんたちだったなぁ。
あるいは林檎農家の人たちで、どこかに林檎を運んでいる途中だったのかな。
もう随分前のことなのにふと思い出した情景です。


さて食事を終えて、珍しくメインのお皿がボリームのあるコースだったと思います。
お皿の数が多いコースでは、最近はメインの量が上品なお店が増えています。
でも、「ラ・デルニエール・ブシェ」のメインはたっぷりの量が盛られていて印象に残るものでした。




「ラ・デルニエール・ブシェ」     食べログのページです

住所:松阪市駅部田町1048−5
営業時間:ランチ11:30~14:00     ディナー18:00~21:00

定休日:火曜日、第1・3月曜日







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