■駅前魔女食堂■

料理を作っては写真を撮る毎日です。「美味しいは正義!」を合言葉に食べ歩きもしています。

「松尾」の蕎麦を目指して、忍者で有名な伊賀までドライブ!お団子も美味しかった!

2020-12-06 | 食べ歩き(三重)
念願の北海道新幹線に乗った達成感に酔いしれて、ボ〜と過ごしておりました今日この頃。
美味しい蕎麦を知って居る知人からの情報で、伊賀市にオススメの蕎麦屋があるという。
聞いたら食べに行かざるを得ない。
そういう体質なんです(笑)

伊賀→忍者→山ン中
ということで、伊賀地方には美味しい蕎麦屋が何軒かあるんです。
教えてもらった高速の出口を降りてすぐの交差点。
なんだか見たことありそうな風景です。デジャブ〜というのかな。
昨年の秋にこの周辺をドライブしたかもしれません。
あれは、「黒田園」という信楽の蕎麦屋に行った時だった。


カーナビで迷うことなく「松尾」に到着しました。
秋晴れのすっきりしたよいお天気です。
ひとりで外出の時は晴れ女の私です。

開店時間の15分前に到着したのは良かったけれど、駐車場にはすでに車がたくさん停まっていました。
店の入り口にお名前ボードが置いてあるので、車を降りて名前を書きに行きました。
なんと、9番目!
私の前には8名様のグループがすでに待機中です。
なんか出遅れた感が半端ない。
どうしようかと一瞬悩みましたが、遠出してここまできたから待ちましょう。



30分ほど待つと1巡目に入店できたお客さんがちらほらと出てきました。
そのまま車の中で待って居ると、大きな声で名前を叫んでくれました。
恥ずかしいからもう少し小さな声で呼んでほしかったな(笑)


心の中で「頼もう!!!」と声をかけながら入店しました。



入ったところで、マスク姿の大きなゴリラのぬいぐるみが迎えてくれます。
この松尾というお蕎麦屋さん、お店のHPを見てもわかるように、コロナ対策バッチリのお店です。
事前に読んでいたので安心して訪問できました。


私が案内されたのは、窓際に寄せてテーブルを置き、椅子を2脚並べて窓に向かって座るようになっている大きなテーブル席。
そのテーブルを独り占めです。



まずはそば茶が届きました。
置いてすぐに去ろうとする店員さんにすかさず「ざるそば」を注文いたしました。
するとほどなく薬味が届きます。
さあ、美味しい蕎麦を食べる覚悟をいたしましょう。


店内のざわめきの少ない、落ち着いた大人の蕎麦屋です。
待つのもちっとも苦になりません。
思ったよりも早く届いた十割蕎麦です。



ツユの色、良い深みでしょ?
味は、節の香る上品な美味しさがありました。
田舎の蕎麦屋にしては濃いめの、江戸の蕎麦だと普通くらいの濃度です。


まずは何もつけずに数本口に入れました。
十割蕎麦なのにしなやかです。
硬めの茹で加減は申し分ない。
二口目からはワサビを付けたり、ツユにくぐらせたりして楽しみました。


蕎麦の美味しさがわからないとか、それほど美味しいと思えないとか・・・
どういうところが美味しいの?とか、
そんな風によく聞かれます。
私が蕎麦をすごく好きで、食べ歩くほど好きってのがわかったらまずそんな風に聞かれます。

蕎麦は奥歯で噛みしめるべし!
蕎麦粉の粗さや風味がわかります。
弾力も、加水加減もきちんと味わえることでしょう。

ここ松尾の蕎麦は一言で言うなら、「バランスが良い」
そんな印象の蕎麦でした。

ツユは濃いめですが、本当に濃いというほどではありません。
節の香りもありますが、特に強いということはない。
蕎麦の風味を邪魔することなく、逆に引き立てる働きをしています。
蕎麦のバランスも良い、蕎麦とツユの関係も非常に良い。
遠くからのお客を引き寄せる魅力的なざるそばでした。


帰り際に、ガラス張りの蕎麦打ちの部屋を撮らせていただきました。
ダイニングテーブルの高さで打つのではなく、床レベルで打つ仕様となっています。
この低さは初めて見ました。



そば 松尾     お店のHPはここです

住所:三重県伊賀市千歳226-2

営業時間:11:30~14:30   18:00~20:00

定休日:水曜日




さて、蕎麦を食べてご機嫌の私。
往復高速料金を払ったのに、750円のざるそばだけで帰るのか?
そんな風に自問自答いたしました。

近くに美味しいものがあるかどうか、ちょっとスマホで検索してみましょうか。
目にとまったのが、お団子屋さんです。
そういえば、伊賀米というお米の産地でもあります。
新米で作ったみたらし団子などはいかがでしょう。

再びナビをセットしてたどり着いたのが、伊賀市役所近くの由緒ありそうな神社裏の
「いせや」という和菓子屋さんです。
近くには伊賀城もあるそうだけど、城より団子の信念は揺らぎません。


おぉ・・・季節の栗を使った栗大福。
これは食べなければなりません。


店内のショーケースは美味しそうな和菓子が並んでいます。
何組かの人が待っていて、三角巾姿の店員さんが丁寧に対応していました。


私は、みたらし団子、栗大福、塩豆大福、そして栗赤飯をチョイスしました。
注文したあとはしばらくその場で待つことになります。
包むだけなのに何故に時間がかかるのだろうと、そわそわした頃にようやく準備ができました。

受け取ってみると、あら?温かい。
実は、みたらし団子は注文を受けてから団子を炙っているのだそうです。
栗赤飯もショーケースに並んでいるのは見本で、実際は蒸し器の赤飯を注文を受けてから詰めています。
すごいなぁ〜〜と思って感心したら、お団子屋さんってみんなそうだよと
後で友人から教えてもらいました。
普段はお団子買わないから知らなかったよ、私ってば(苦笑)

帰宅して包みを取り出してみると、実に美味しそうな包装です。


もっちもちのお赤飯にほっこりとした栗がとてもよく合って、美味しくいただきました。


伊賀市に来たらまた訪れたくなる味でした。




伝統の和菓子 いせや     お店のHPはここです

住所:三重県伊賀市上野新町2755-2

営業時間:8:30~18:00

定休日:火曜日







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