29年ぶりに望遠鏡を導入しました、これまではイプシロン160がメインでしたが
タカハシからFSQ106EDPという望遠鏡がリニューアルされ限定発売されたとのニュース
欲しいなあと考える数日の間で予定数に達し販売終了となり諦めたら
たまたま見た望遠鏡販売店で予約可能の文字、すぐに後先考えずに予約しました
およそ20年前から絶対に欲しいといつかお小遣いを貯ったら買ってやると思っても夢かなわずで延々と
続いていたのがやっとの思いで達成できました
予約確定から2ケ月近く経って手元に届きました
タカハシのFC60鏡筒以来の望遠鏡です
でもFSQ106EDPが届いてからは雨やドン曇りの日が続いて星が一切見えない日が続いていて
やっと快晴の天気となってファーストライトとなりました
最初は西の空に輝くネオワイズ彗星です
一番輝いていた7月中下旬のころには間に合いませんでしたが遠ざかろうとしている姿が写せました
2020/8/14 20h35m11s 120秒×4フレーム
NikonD810A FSQ106EDP(D:106mm/fl:530mm F:5) ISO1600
三鷹光機GN170でノータッチ追尾 ステライメージ8でコンポジット
彗星部分をトリミング
次が西に沈みかけているおおぐま座のM51(実視等級8.1等 大きさ11′×6.9′)
2020/8/14 21h59m20s 120秒×9フレーム
NikonD810A FSQ106EDP(D:106mm/fl:530mm F:5) ISO3200
三鷹光機GN170でノータッチ追尾 ステライメージ8でコンポジット
星雲部分をトリミング
こぎつね座M27亜鈴星雲(実視等級7.4等 大きさ6.7′)
2020/8/14 22h26m57s 120秒×11フレーム
NikonD810A FSQ106EDP(D:106mm/fl:530mm F:5) ISO3200
三鷹光機GN170でノータッチ追尾 ステライメージ8でコンポジット
星雲部分をトリミング
白鳥座の網状星雲 NGC6992-5(大きさ60′×12′)
2020/8/14 23h21m24s 120秒×11フレーム
NikonD810A FSQ106EDP(D:106mm/fl:530mm F:5) ISO3200
三鷹光機GN170でノータッチ追尾 ステライメージ8でコンポジット
ほぼノートリミング
網状星雲 NGC6960(大きさ70′)
2020/8/14 23h53m36s 120秒×11フレーム
NikonD810A FSQ106EDP(D:106mm/fl:530mm F:5) ISO3200
三鷹光機GN170でノータッチ追尾 ステライメージ8でコンポジット
ほぼノートリミング
白鳥座の北アメリカ星雲 NGC7000(大きさ120′)
2020/8/14 23h47m52s 120秒×15フレーム
NikonD810A FSQ106EDP(D:106mm/fl:530mm F:5) ISO3200
三鷹光機GN170でノータッチ追尾 ステライメージ8でコンポジット
ほぼノートリミング
FSQ106EDPは屈折望遠鏡でコントラストも高くて色乗りもよくてすごく写りがいい鏡筒です
これまでイプシロン160でしたがその口径の大きさとF3.3という明るさを享受してきましたが
屈折系のポテンシャルの高さは素晴らしいものです
イプシロンは斜鏡があるせいでいびつな周辺減光を補正するためのフラット補正に苦労してましたが
屈折系では中心からの同心円の減光で非常に素直で扱いやすく
F5という口径比も大きな斜鏡のあるイプシロン160はF3.3といっても実効上F4相当以下で差が
少なく今回はフラットフレームとダークフレームを撮るもISOを間違っていて使えずでしたが
それらが無くても十分に均一な画像で仕上がりました
特に色のコントラストは特筆ものでこれからは散光星雲での撮影がますます面白くなりそうです
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