えーかげんなヤツじゃケー

いつ飽きるかわからんけどできるところまで

冬の星雲

2015-10-24 16:31:05 | 写真
10月の新月期の真夜中を過ぎてくると冬の星座がすっかりと高度が高くなってきます
冬は一等星が多く冷たくキラキラと輝く澄み切った空と相まって綺麗な星座が見られます
そんな冬の星座の中で一番輝いて見えるがオリオン座であってその中心位置にはオリオンの大星雲M42が光り輝いています
これまで何回も望遠鏡を向けているのですが今回も向けました、オリオンの大星雲の中心部には特に蒼く明るく輝くトラペジウムがあり最周辺には非常に淡い星雲が取り巻いています。そのため露光を切り詰めるとトラペジウムは写せても回りは光が足りずたっぷりと露光を掛けると中心部が飛んでしまって一枚の写真に収めることが難しい対象です。
一度は試したかった短時間から長時間の写真を合成したHDR(ハイダイナミックレンジ)に仕上げてみることでした。
中時間短時間の露光が長すぎたようでしたのでRAW現像時にそれぞれ2段-補正しています、夜明けが迫ってきていたので撮影枚数が稼げていません。またトリミングはほぼしていません。




NikonDf イプシロン160 D:160mm f:3.3 
2015年10月17日
露出時間28h10m48sから176秒×8フレーム 103s(2段-補正)×4フレーム 29s(2段-補正)×7フレーム ISO:1600 RAW
三鷹光機GN170で自動追尾


淡い部分が浮き出せるように仕上げました




同じ写真をあっさりと仕上げています普通はこちらになるでしょう






ペルセウス座にある散光星雲カリフォルニア星雲NGC1499です
淡い星雲でありHα領域の感度を高めた改造カメラでは無いので濃く写せないと思いしっかりと露光時間を掛けました

カリフォルニア星雲
NikonDf イプシロン160 D:160mm f:3.3 
2015年10月17日
露出時間24h28m38sから176秒×14フレーム ISO:1600 RAW
三鷹光機GN170で自動追尾




オリオン座の右肩の赤いベテルギウスと左にあるこいぬ座の一等星プロキオンの中間あたりにあるいっかくじゅう座のバラ星雲です。こちらもHα領域に感度高いカメラでは無いため枚数をたっぷりと掛けました

バラ星雲NGC2237-9
NikonDf イプシロン160 D:160mm f:3.3 
2015年10月17日
露出時間27h03m20sから176秒×17フレーム ISO:1600 RAW
三鷹光機GN170で自動追尾







ぎょしゃ座の真ん中付近には散開星団M36、M37、M38があって星ぼしの色も豊富で双眼鏡で見ると非常に綺麗に見えるところです。その3つの解散星団の近くにあるまがたま星雲IC405です、右側の画面をはみ出していますがまがたまの形をした赤く淡い星雲が見えます、こちらも赤い光の多い星雲ですが右側の明るい星の周りには青い星雲も入り組んでいて白鳥座の網状星雲のようにカラフルですしゴールドに輝く星も見えます。

NikonDf イプシロン160 D:160mm f:3.3 
2015年10月17日
露出時間25h32m04sから176秒×11フレーム ISO:1600 RAW
三鷹光機GN170で自動追尾

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