フィルム時代にはよく天体写真を撮影するため遠出していましたが、デジタル化へ
の移行は高価な機材と急速な進化で出く遅れていました。
昨年やっと本格的に撮影できるカメラを購入出来これからどんどん撮って見ようと
思っています。
フィルム時代はフィルムの特性である相反則不軌による特性のため
たっぷりと長時間露出しないとなかなかいい写真には程遠かったのですが
デジタルになるとフィルムのような相反則不軌は無いものの今度は電子回路に
よる温度ノイズのため長時間露出ができないことや
冷却CCDという天体専用特殊カメラもあったのですが非常に高価で
操作や手順に非常に手間がかかり気軽に撮影できるものではありませんでした
高感度は設定できても高感度ノイズで赤い斑点だらけと使いずらかったのですが
やっとニコンからも手に入りやすい価格で高感度耐性に強いカメラが出たので早速購入して
フィルム時代に大活躍したハイパーアストロカメラであるタカハシ イプシロン160を
久しぶりに持ち出して撮影しました
フィルムでは一発撮りでしたがデジタルは短時間に抑えた写真を何枚かを
加算平均合成という方法で1枚に合成すればノイズもさらに減り、
ザラツキ感もなくなり滑らかになって、赤道儀のエラーも最最小限ですむので
よく使われます
オリオン座大星雲 2014年1月1日 22時3分から
118秒露出 10枚を合成 トータル 1180秒(19分40秒)
イプシロン 160 D:160mm fl:530 F3.3
NikonDf ISO 3200
ノータッチガイド
プレアデス星団 2014年1月1日 22時25分から
118秒露出 6枚を合成 トータル 708秒(11分48秒)
イプシロン 160 D:160mm fl:530 F3.3
NikonDf ISO 3200
ノータッチガイド
レタッチでプレアデス星雲を包む青白いメローペを強調してみました
バラ星雲 2014年1月2日 0時25分から
118秒露出 16枚を合成 トータル 1888秒(31分28秒)
イプシロン 160 D:160mm fl:530 F3.3
NikonDf ISO 3200
ノータッチガイド
非常に淡い天体なのでレタッチソフトでコントラストを強めにしたのですが
まだ不自然でいかに自然に表現できるようになるか今後の課題です
オリオン座の馬頭星雲 2014年1月2日 1時53分から
118秒露出 6枚を合成 トータル 708秒(11分48秒)
イプシロン 160 D:160mm fl:530 F3.3
NikonDf ISO 3200
ノータッチガイド
さらに強拡大と無理を承知で画像強調しました
上の部分に馬の頭の形が見えます
M46・M47散開星団 2014年1月2日 1時36分から
118秒露出 10枚を合成 トータル 1180秒(19分40秒)
イプシロン 160 D:160mm fl:530 F3.3
NikonDf ISO 3200
ノータッチガイド
散開星団は星が散らばっているので望遠レンズ系のほうが
見栄えするかもしれません
左がM46、右がM47です
よく見るとM46の中に惑星状星雲NGC2438だけがサファイア色
をしていて綺麗です
M46だけ切り取ってアップしました
M47も切り取ってみましたこちらのほうが星は明るいですが散らばっています
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