土星は去年の12月2日の寒い冬の時期を最後に撮るのが遠ざかっていました
土星に限らず金星や木星は西の空低空の位置になってくると我が家からは住宅の影
に入り観測や撮影が出来なくなります、東の空も同様に家の屋根と電線で満足な観
測が出来ません、せいぜい南中の頃の南の空に位置する頃が絶好機ですが今の土星
の場所は南寄りの赤緯のためより時間が短いです
お盆の最中に台風7号が日本列島ど真ん中を通過する予報で台風が過ぎるまで天候
が良くないと思っていたのが良く晴れそうな気配ペルセウス流星群もあるので久し
ぶりに我が家の庭に望遠鏡を設置して星雲や深夜に南中する土星を撮影しました
久しぶりに対面する土星は冬の頃より姿が変っていました
土星の傾きが小さくなった関係で輪の角度も小さくなっていていかにも土星らしい
姿になっていましたシーイングも夏の気流のおかげで穏やかですが若干遠い台風の
影響もあるのか最高レベルでは無いです
望遠鏡 タカハシ FSQ106 D:106㎜ fl:530㎜ F5
笠井トレーディング FMC3枚玉5倍ショートバロー
カメラ ZWO ASI462MC IR/UVカットフィルター使用
Astro Capure Software SharpCap4.0
Stacking Software AutoStakkert!3
wavelet Software Registax6.0
画像処理Software StellaImage9
2023/8/12 24h39m15s
Gain=250
露出時間 Exposure=71.5980ms
FrameCount=1613
2023/8/12 24h34m38s
Gain=250
露出時間 Exposure=86.6020ms
FrameCount=1109
2023/8/12 24h32m40s
Gain=250
露出時間 Exposure=86.6020ms
FrameCount=834
2023/8/12 24h51m45s
Gain=320
露出時間 Exposure=32.9960ms
FrameCount=3574
土星が昇ってくるまでに撮影したこぎつね座の惑星状星雲のM27あれい星雲です
この星雲は輝度があるので少々空が明るくても良く写ります
望遠鏡 タカハシ FSQ106 D:106㎜ fl:530㎜ F5
カメラ ZWO ASI462MC IR/UVカットフィルター使用
M27 あれい星雲
2023/8/12 22h01m10s
Gain=250
露出時間 Exposure=16s×21
IR/UVカットフィルター使用
白鳥座の大きな十字型の形をしたくちばしにあたる星がアルビレオです
この星は二重星となっていて小口径の望遠鏡でも互いの星も明るく青色と黄色の色
の対比が大変奇麗で初心者向けの二重星ですこれを拡大して撮影してみました
白鳥座のアルビレオ二重星
笠井トレーディング FMC3枚玉5倍ショートバロー使用
2023/8/12 21h49m46s
Gain=150
露出時間 Exposure=0.5s×57
IR/UVカットフィルター使用
みずがめ座の球状星団M2です夏の天の川から少し離れた場所に合って秋の星座の
近くにあります
球状星団 M2
カメラ ZWO ASI294MC Pro
2023/8/12 23h43m06s
Gain=250
露出時間 Exposure=16s×12
温度 Temperature=-14.0
IR/UVカットフィルター使用
M2の近くにあるペガスス座の球状星団M15です
秋の星座であるペガスス座にあってアンドロメダ大星雲の影に隠れて地味に感じる
球状星団ですがM2同様比較的大きな球状星団です
球状星団 M15
カメラ ZWO ASI294MC Pro
2023/8/12 24h01m36s
Gain=250
露出時間 Exposure=16s×21
温度 Temperature=-14.1
IR/UVカットフィルター使用
最後は赤い散光星雲北アメリカ星雲です
赤く淡い星雲のためやはりしっかりと暗い空のほうがよく写りますし画面からはみ
出しています
またカメラを替えてから冷却が十分でなかったことで写りが良くないです
北アメリカ星雲
カメラ ZWO ASI294MC Pro
2023/8/12 23h32m14s
Gain=250
露出時間 Exposure=32s×13
温度 Temperature=13
IR/UVカットフィルター使用
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