マスコミの見通しでは、参院選は29日に投開票を迎えるが、与党への逆風は収まらず、与党過半数割れが現実味を帯びてきたようだ。改憲問題は、参院選の争点としては、安倍首相の当初の意気込みにかかわらず、回避されたまま終わりそうである。しかし、改憲問題は今後数年にわたって、日本政治の最大の焦点であり、参院選の結果は、改憲問題の今後のスケジュールに決定的な影響を及ぼすことは間違いない。私たちは、安倍政権が支配階級が切望する9条改憲を真正面から掲げて登場した最初で、おそらくは当分はでない政権であることを忘れてはならない(渡辺 治『安倍政権論』旬報社2007)。 . . . 本文を読む
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