先日6月から延々とやって来ましたキネマ旬報社の「中華電影データブック」の最終校正がやっと終わりました。
この「~データブック」についてはまた本の発売時(来月辺りかな)に触れたいと思います。
あと一昨日はジョ二ー・デップの『パブリック・エネミーズ』来日記者会見にも行って来たんですが、いやもう会見場内は女性のマスコミの方々で凄い熱気でしたし、生のジョ二ー本人もクールでカッコ良かったですね。
さて、以前から私自身の超期待作だったアイザック・フロレンティン監督、スコット・アドキンス主演『NINJA』(09)を観ました!映画は甲賀忍者の血を引く宗家武田(伊川東吾)に育てられた愛弟子の白人青年ケーシー・ボウマン(スコット・アドキンス)と、同じく武田の弟子ながらその残忍な性格から武田に破門されたため、習得している自らの忍術を悪事に使うマサズカ(伊原剛志!)の2人の忍者が、日本、ニューヨーク(実際は全てブルガリア・ロケ)を舞台に、遥か昔から甲賀に伝わる忍者櫃を巡り壮絶な死闘に挑んでいく、という展開です。
今回この『NINJA』のアクション監督はクレジットにはAkahiro Yuji Noguchiとあるので恐らく野口彰宏だと思いますが、劇中でのスコットのアクションは相変わらず電撃の関節技やアクロバティックなキッキング・テクニックを織り交ぜた脅威的なアクション・パフォーマンスとして画面一杯に炸裂しています。
特に映画の中盤のケーシーが疾走する地下鉄の車内で宗家の娘の波子(肘井美佳。本人も体当たりで激しいアクションに挑んでいて、今回の彼女の頑張りは十分に評価出来ます)を守りながら襲いかかる刺客集団と繰り広げるド迫力の大乱戦は素晴らしい完成度で、私もこのシーンでは「流石にフロレンティン&スコットのコンビ作品!」と興奮しました。
あと悪の忍者マサズカに扮した伊原剛志も実に堂々とした悪役振り(但し英語の台詞は吹き替え)で、私が事前に心配していた既製の欧米産忍者映画で多々見られた東洋思想&忍者を妙な形で解釈したヘンテコな悪役忍者を演じさせられる事もなく、そのまるでバットマンのような邪悪忍者コスチューム姿のカッコ良さも含めて、私は今回の伊原剛志の海外進出第2弾『NINJA』出演は成功だったと思います。
ただ映画のクライマックスで大都会の路上で突如全身忍者ルック(涙)に変身したケーシーがマサズカと展開するやや淡白な一騎討ちも含めて、フロレンティン&J.Jペリー&スコットの“鉄三角”がこれまでの作品で構築して来た、それこそ観ている私たちが思わず息を呑んで見入ってしまうほどの剃刀のような切れ味&怒涛のアクションの連打!連打!また連打!の興奮&爽快感は今回の『NINJA』からは感じられなかったのがちょっと残念でしたね。
やはり私、龍熱にとって現時点でのアイザック・フロレンティン&スコット・アドキンスのベスト作品は依然『デッド・ロックⅡ』(06)である事に変わりはありません。
ちなみに本作『NINJA』の武術顧問はあのサンタアナ糸東流空手玄武会総本部会長で、リーさんことブルース・リーとも親交があった(少なくともマックィーンとのスリーショット写真は現存)武道家の出村文男さんが担当していて、ご本人は今回の『NINJA』にはサイの達人役で出演もしていました。
この「~データブック」についてはまた本の発売時(来月辺りかな)に触れたいと思います。
あと一昨日はジョ二ー・デップの『パブリック・エネミーズ』来日記者会見にも行って来たんですが、いやもう会見場内は女性のマスコミの方々で凄い熱気でしたし、生のジョ二ー本人もクールでカッコ良かったですね。
さて、以前から私自身の超期待作だったアイザック・フロレンティン監督、スコット・アドキンス主演『NINJA』(09)を観ました!映画は甲賀忍者の血を引く宗家武田(伊川東吾)に育てられた愛弟子の白人青年ケーシー・ボウマン(スコット・アドキンス)と、同じく武田の弟子ながらその残忍な性格から武田に破門されたため、習得している自らの忍術を悪事に使うマサズカ(伊原剛志!)の2人の忍者が、日本、ニューヨーク(実際は全てブルガリア・ロケ)を舞台に、遥か昔から甲賀に伝わる忍者櫃を巡り壮絶な死闘に挑んでいく、という展開です。
今回この『NINJA』のアクション監督はクレジットにはAkahiro Yuji Noguchiとあるので恐らく野口彰宏だと思いますが、劇中でのスコットのアクションは相変わらず電撃の関節技やアクロバティックなキッキング・テクニックを織り交ぜた脅威的なアクション・パフォーマンスとして画面一杯に炸裂しています。
特に映画の中盤のケーシーが疾走する地下鉄の車内で宗家の娘の波子(肘井美佳。本人も体当たりで激しいアクションに挑んでいて、今回の彼女の頑張りは十分に評価出来ます)を守りながら襲いかかる刺客集団と繰り広げるド迫力の大乱戦は素晴らしい完成度で、私もこのシーンでは「流石にフロレンティン&スコットのコンビ作品!」と興奮しました。
あと悪の忍者マサズカに扮した伊原剛志も実に堂々とした悪役振り(但し英語の台詞は吹き替え)で、私が事前に心配していた既製の欧米産忍者映画で多々見られた東洋思想&忍者を妙な形で解釈したヘンテコな悪役忍者を演じさせられる事もなく、そのまるでバットマンのような邪悪忍者コスチューム姿のカッコ良さも含めて、私は今回の伊原剛志の海外進出第2弾『NINJA』出演は成功だったと思います。
ただ映画のクライマックスで大都会の路上で突如全身忍者ルック(涙)に変身したケーシーがマサズカと展開するやや淡白な一騎討ちも含めて、フロレンティン&J.Jペリー&スコットの“鉄三角”がこれまでの作品で構築して来た、それこそ観ている私たちが思わず息を呑んで見入ってしまうほどの剃刀のような切れ味&怒涛のアクションの連打!連打!また連打!の興奮&爽快感は今回の『NINJA』からは感じられなかったのがちょっと残念でしたね。
やはり私、龍熱にとって現時点でのアイザック・フロレンティン&スコット・アドキンスのベスト作品は依然『デッド・ロックⅡ』(06)である事に変わりはありません。
ちなみに本作『NINJA』の武術顧問はあのサンタアナ糸東流空手玄武会総本部会長で、リーさんことブルース・リーとも親交があった(少なくともマックィーンとのスリーショット写真は現存)武道家の出村文男さんが担当していて、ご本人は今回の『NINJA』にはサイの達人役で出演もしていました。
この映画の事は、特撮番組☆牙狼のファンという事で美佳さんのブログに辿り着き読者と成っている私は知って居たのですが、美佳さんは中国武術を学んでいるので、将来に期待出来る女武打星です♪
美佳さんは牙狼でも終盤のアクション☆素晴らしい身体能力を見せてくれましたし、本人主演の抜け忍を見たのですが、やはりアクションが素晴らしかったです(^-^)/
第2の志穂美悦子さん登場も期待出来ます♪
本当に日本で公開してほしいです(^-^)/
こんばんわ!
私は映画自体はちょっと物足りなかったんですが、決して詰まらなくはない作品なので、是非
何らかの形で日本公開して欲しいですよね。
肘井さんは中国武術を学んでいるんですか。
文中でも触れましたが、地下鉄の車内での肘井さんの体当たりアクションは良かったです。
今後も頑張って欲しいですね!
こういう作品って何故に今一つメジャーな取り扱い方がされないんですかね? いや別に無理に持ち上げろとは言いませんが。
ただ幾ら何でも、もう少しちゃんと取上げてくれたって何の不都合も無いでしょうに……
(折角伊原剛志がアメリカ映画に出ていると言うのに、何でまた日本では黙殺状態なんだろう? と)
こんばんわ!
仰っている事の意味合いは判りますし、
ある部分その通りかも知れませんね。
ただ香港クンフー映画、特にショウ・
ブラザース作品の長年の鎖国時代を経
験している私からすると、これまで国
内でもAsylum@さんの仰っている“こう
いう作品”のVHS&DVDはかなりの数がリ
リースされていますし、私自身はそれ
だけでも十分に有り難いと思っている
んですけど。
あと作品の黙殺、取り扱い方もそれぞ
れの人の受け取り方や感じ方には個人差
があるのではないでしょうか。
スコットアドキンスのNINJAもはやくみたいです。スコットアドキンスといえばデッドロック2に続くデッドロック3もはやくみたいですね
こんばんわ!
MJWは『デッドロックⅡ』前後から
アメリカン・クンフー映画のリーダー
的存在になりましたね。
私も『デッドロックⅢ』はかなり期待
しているので、早く観たいです。