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香港功夫映画と共に

熱風!韓国LEGENDS(96)韓国ゾンビ特急地獄行き!コン・ユ主演「釜山行き」

2016-09-25 16:26:28 | 熱風!韓国LEGENDS
さてさて、いま韓国映画ファンのみならず、ホラー映画ファンの間でも注目の韓国ゾンビ映画にしてヨン・サンホ監督、コン・ユ主演「釜山行き」(16)を観ました!(何時ながら快くサポートしてくれる友人に感謝♪)
韓国で突如発生した正体不明のウィルス。それは感染者に咬まれるとその人間は傷口から瞬時に感染し、人としての理性は全て崩壊。まるで野獣のように人を襲い人肉を食らうという恐怖のウィルスでした。ソウル発、釜山行きの高速鉄道KTXに乗った主人公(コン・ユ)は幼い息子や同乗した夫婦(夫をマ・ドンソク。ゾンビより顔が怖いセヨ♪)と共に疾走する車内でウィルス発症の惨事を知りますが、既にKTX内にも感染者が乗り合わせており、すぐにKTX内ではゾンビ・ウィルス感染者が乗客を襲い始め、文字通り阿鼻叫喚の地獄絵図と化すのでした!!
言うまでもなく猛スピードで走るKTX内は完全な密室。逃げ場を失ったコン・ユたちは凄まじい勢いで増殖するゾンビたちの襲撃に応戦しながら1台、また1台と車両を移動していきますが、乗客たちは凄まじい恐怖とストレスから次第に彼らたちの人間関係も崩れ出し、やがては人間同士の醜悪な生存競争が幕を開けるのだった!!

ゾンビ映画が好きな方ならお馴染みの展開が随所に観られますが、この「釜山行き」はそこに韓国映画ならではの情感溢れる家族愛や韓国軍人(ネタバレになるので詳細は伏せます)など独自のシークエンスを盛り込む事で、観る側を飽きさせません。
私が「サンホ監督、うまい!」と思ったのが、ゾンビが蔓延しているKTXが駅に到着し、コン・ユたちが降車して「助かった!」と思ったら、“ある事情”でコン・ユたちがまた死に物狂いでKTXに駆け戻る破目になるプロセスでした。
要するに乗っては降り、降りては乗る。まさにエンドレスのゾンビ戦争なんですね。
ただこれまで韓国では本格的なゾンビ映画は(あの「怪屍」(80)を除くと)殆ど制作されませんでしたが、私が今回の「釜山行き」を観て実感したのが「アジア人のゾンビってあまり怖くないな」という事でした。
やっぱりゾンビは白人や黒人問わず、西洋人が感染して私たちを襲って来る姿の方が断然怖い!と思いました。勿論、これは個人的な感想ではありますけど。
それでも私はこの「釜山行き」は大変面白く観れましたし、今度は是非日本語字幕入りで堪能したいと思います。という言うわけで、韓国映画のレア映像&新事実を追い求める「熱風!韓国LEGENDS」、次回もどうぞお楽しみに!
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