今日からいよいよGL決戦の日本シリーズが始まりますし、キングさんのショウ・ブラザース原稿も書き出さないといけないし、とバタバタしながらも最近入手した最新韓国映画のイ・ボムス主演『コ死:血の中間試験』やハン・ソッキュ&チャ・スンウォン主演『目には目を、歯には歯を』を観ようかなぁ?と思いながら・・結局はまず最初に観たこの韓国ウェスタン、いや“キムチ・ウェスタン”を「熱風!韓国LEGENDS」第8回としてレビューしましょう!!
さてさて、遂に観ました!キム・ジウン導演、チョン・ウソン、イ・ビョンホン、そしてソン・ガンホ主演による韓国版ウェスタン『良い奴、悪い奴、変な奴』です。いや~私はこの映画が最新韓国映画の中では一番観たくて観たくて堪らなかった映画なんですが、期待通りの娯楽大作に仕上がっています。
言うまでもなくこの映画はセルジオ・レオーネ監督の大傑作『続・夕日のガンマン』(66)にインスパイアされて製作されてはいますが、そこはジウン導演の称する“マカロニ・ウェスタン”ならぬ“キムチ・ウェスタン”ですから(苦笑)、劇中ではクリント・イーストウッドによるオリジナル版を変に意識せず、逆に韓国映画独自のティストと共に実にノビノビとした開放感に満ちた痛快娯楽西部劇として私自身も本当に楽しく観れました。
映画は1930年代の満州を舞台に、大日本帝国軍が残した謎の秘宝?の在り処を書き記した地図を巡り、凄腕の賞金稼ぎパク・ドウォン(チョン・ウソン、良い奴!)、目的のためには平気で人を殺す馬賊団の首領パク・チャンイ(イ・ビョンホン、悪い奴!)、そしてズッコケの列車強盗ユン・テグ(ソン・ガンホ、変な奴!)たち3人の主人公がまさに入り乱れての争奪戦が展開されていきます。
私がまず感激したのが映画の冒頭の大平原を疾走する列車を挟んで3人の主人公が初めて顔を揃えるシーンで、運良く地図を手に入れた変な奴がスタコラと(苦笑)平原を逃げる後姿を走る列車上から冷酷に銃撃する悪い奴、またその悪い奴を列車の後部の窓から冷静沈着に銃撃する良い奴と、もうこの冒頭の疾走する列車内で展開されるガン・アクションのシーンだけで主人公3人それぞれのキャラクターが見事に表現されているし、これまでの韓国映画では殆ど観られなかったスケールの大きな異色西部劇がまさにこれから幕を開ける!という大いなる期待感が画面一杯に弾けまくっています!
その後も良い奴と変な奴が手を組んでの悪い奴率いる馬賊団との街中を舞台にした激しい銃撃戦でも、様々なシチュエーションを生かしたユニークかつアイディア性溢れるガン・ファイトが次々と披露され観客を飽きさせません。
さらにクライマックスの主人公3人に加えて大日本帝国軍(司令官の石原大佐を演じるは何とぉ!日本から参加の我らが白竜の兄貴!兄貴の台詞は全部日本語!)も参入してのバイク、トラック、馬などが大平原を疾走しながらの爆破!銃撃!馬上大落下!の大乱戦はまさに極上のアクション・エンテインメントとして素晴らしい完成度を誇っています。
そしてラストで遂に明かされる謎の財宝の正体、さらには悪い奴と変な奴の意外な過去の因縁が明かされた果てに、いよいよ良い奴、悪い奴、変な奴の3人による三つ巴の決闘が始まります・・!
果たして最後に生き残るのは一体誰なのか!?
絶えずクールでカッコイイ良い奴のチョン・ウソン、もうひたすら人を殺しまくる悪い奴のイ・ビョンホン(彼のファンにはちょっとショッキングかも)もナイスだったんですが、やっぱり私は変な奴を最高に生き生きとまた楽しそうに演じていたソン・ガンホに最高級の賛辞をあげたいなぁ!当ブログでも私を含めて意外にガンホ信者の方が多いので、そう言う意味でもソン・ガンホのファンの方にもお薦めの映画です。
そう言えば私が今回観たのは通常の139分版だったのですが、この映画が第61回カンヌ国際映画祭で上映された際には120分版であった上にラストの結末が異なるバージョン(!)だったとの事で、これは是非カンヌ映画祭バージョンも観てみたいですね。
と言うか、この別称『奴、奴、奴』は是非何らかの形で日本でも劇場公開して欲しいですし、私も是非もう一度大スクリーン&日本語字幕付きで観たいです!
さてさて、遂に観ました!キム・ジウン導演、チョン・ウソン、イ・ビョンホン、そしてソン・ガンホ主演による韓国版ウェスタン『良い奴、悪い奴、変な奴』です。いや~私はこの映画が最新韓国映画の中では一番観たくて観たくて堪らなかった映画なんですが、期待通りの娯楽大作に仕上がっています。
言うまでもなくこの映画はセルジオ・レオーネ監督の大傑作『続・夕日のガンマン』(66)にインスパイアされて製作されてはいますが、そこはジウン導演の称する“マカロニ・ウェスタン”ならぬ“キムチ・ウェスタン”ですから(苦笑)、劇中ではクリント・イーストウッドによるオリジナル版を変に意識せず、逆に韓国映画独自のティストと共に実にノビノビとした開放感に満ちた痛快娯楽西部劇として私自身も本当に楽しく観れました。
映画は1930年代の満州を舞台に、大日本帝国軍が残した謎の秘宝?の在り処を書き記した地図を巡り、凄腕の賞金稼ぎパク・ドウォン(チョン・ウソン、良い奴!)、目的のためには平気で人を殺す馬賊団の首領パク・チャンイ(イ・ビョンホン、悪い奴!)、そしてズッコケの列車強盗ユン・テグ(ソン・ガンホ、変な奴!)たち3人の主人公がまさに入り乱れての争奪戦が展開されていきます。
私がまず感激したのが映画の冒頭の大平原を疾走する列車を挟んで3人の主人公が初めて顔を揃えるシーンで、運良く地図を手に入れた変な奴がスタコラと(苦笑)平原を逃げる後姿を走る列車上から冷酷に銃撃する悪い奴、またその悪い奴を列車の後部の窓から冷静沈着に銃撃する良い奴と、もうこの冒頭の疾走する列車内で展開されるガン・アクションのシーンだけで主人公3人それぞれのキャラクターが見事に表現されているし、これまでの韓国映画では殆ど観られなかったスケールの大きな異色西部劇がまさにこれから幕を開ける!という大いなる期待感が画面一杯に弾けまくっています!
その後も良い奴と変な奴が手を組んでの悪い奴率いる馬賊団との街中を舞台にした激しい銃撃戦でも、様々なシチュエーションを生かしたユニークかつアイディア性溢れるガン・ファイトが次々と披露され観客を飽きさせません。
さらにクライマックスの主人公3人に加えて大日本帝国軍(司令官の石原大佐を演じるは何とぉ!日本から参加の我らが白竜の兄貴!兄貴の台詞は全部日本語!)も参入してのバイク、トラック、馬などが大平原を疾走しながらの爆破!銃撃!馬上大落下!の大乱戦はまさに極上のアクション・エンテインメントとして素晴らしい完成度を誇っています。
そしてラストで遂に明かされる謎の財宝の正体、さらには悪い奴と変な奴の意外な過去の因縁が明かされた果てに、いよいよ良い奴、悪い奴、変な奴の3人による三つ巴の決闘が始まります・・!
果たして最後に生き残るのは一体誰なのか!?
絶えずクールでカッコイイ良い奴のチョン・ウソン、もうひたすら人を殺しまくる悪い奴のイ・ビョンホン(彼のファンにはちょっとショッキングかも)もナイスだったんですが、やっぱり私は変な奴を最高に生き生きとまた楽しそうに演じていたソン・ガンホに最高級の賛辞をあげたいなぁ!当ブログでも私を含めて意外にガンホ信者の方が多いので、そう言う意味でもソン・ガンホのファンの方にもお薦めの映画です。
そう言えば私が今回観たのは通常の139分版だったのですが、この映画が第61回カンヌ国際映画祭で上映された際には120分版であった上にラストの結末が異なるバージョン(!)だったとの事で、これは是非カンヌ映画祭バージョンも観てみたいですね。
と言うか、この別称『奴、奴、奴』は是非何らかの形で日本でも劇場公開して欲しいですし、私も是非もう一度大スクリーン&日本語字幕付きで観たいです!
こんにちわ!
おおっと加藤さんもガンホの
ファンとは嬉しいです!
ガンホはもう画面に出てくる
だけで笑ってしまうというか
私も大ファンです。
今回の白竜の兄貴は軍服
姿で相変わらずカッコ良い
役ですし、全編日本語なの
が逆にナイスでした。
私も是非日本公開熱望です!!