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龍熱の昭和プロレス放談86 猪木日プロ造反劇を特集するプロレス&ボクシング誌

2024-05-17 12:07:09 | 龍熱の昭和プロレス放談
アントニオ猪木の日プロでの“造反劇”を緊急特集するプロレス&ボクシング別冊1972年2月号。
特集の内容が内容だけに今ではかなりのプレミアが付いているレアな号です。
ただこの特集号を読みながら、最近ロッシー小川氏が新団体マリーゴールド設立に動いた際に当初スターダム社長の岡田太郎や周辺のファンがやたら“引き抜き”だ!“引き抜き”だ!と騒いだ事を思い出しました。
私が引き抜き行為を肯定するとか否定するとかの話ではなく、プロレス界は元々それを繰り返す事で活性化して来た特殊な世界なわけです。
ましてこのプロレス&ボクシング誌で大特集しているようにアントニオ猪木さんの日プロ追放の“罪状”は「会社乗っ取りの容疑」ですからね。
私に言わせれば、この猪木さんの日プロ追放劇の衝撃的なスケール感に比べたら、今回スターダムの岡田太郎がロッシー氏に対して行なった「選手たちが殆どロッシー小川新団体に追従しそうになって、慌ててロッシー氏を“引き抜き”行為の確信犯と断罪しスターダムから追放した」的な流れはとにかくチープ、スケールが小さいの一言です。
例え猪木さんが日プロ内で造反を起こしたとしても、そこから新日本プロレスを設立し、新日を世界有数のプロレス団体に発展させたアントニオ猪木こそ歴史上の勝利者でしょう。
歴史は繰り返す、と言います。私はスターダムから“引き抜き”確信犯と罵倒されたロッシー小川氏と、スターダムのファンから裏切り者!と罵られたマリーゴールドの選手たちが再び歴史上の勝利者となる、そのプロローグを見届けに5.20後楽園マリーゴールド旗揚げ戦に行きます🏵。

Old but rare Pro-Wrestling & Boxing Extra issue February 1972.
This issue features JWA Antonio Inoki incident.

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