『死亡遊戯』から、五重塔最後の試練である“未知の恐怖”を倒し、疲労困憊で階段を降りようとしている李小龍。
2000年に公開された『BRUCE LEE in GOD/死亡的遊戯』を観て、私たちは主人公である李小龍が五重塔最上階にあるとされる秘宝を手にする事なく塔を降りていく展開に心底驚くと同時に、実際の李小龍に課せられたミッションが五重塔各階に待ち構える番人たちの撃破であり、秘宝獲得ではなかったと言う新たな真実にぶち当たりました。
その最上階にある秘宝は一説によると、中に鏡が備えられた本であると言われていて、そのプロットはリーさんが遺した脚本を基に映画化された『サイレンフルート』(78)のクライマックスに登場しています。
そしてその五重塔を降りた李小龍を待ち構えているのが韓国人ボス一味で、そこから主人公の最後の闘いが始まるのか?この『死亡遊戯』のエンディング部分に関しては、まだまだ考察の余地があるでしょう。
ただ以前にカリー厶・アブドゥル・ジャバールがインタビューで「あの『死亡遊戯』に関しては、私の出演シーンはまだ他にも撮影される予定だったんだよ」と実に興味深い証言をしていて、もしかしたらまだそこには我々が知り得ない驚愕の新事実が残されているのかも知れません。
The mission is over.Cool pic from Game of Death .