超級龍熱

香港功夫映画と共に

龍熱的香港功夫電影新聞広告大全②『少林寺vs忍者』

2024-08-14 16:40:45 | 邵氏兄弟電影黄金時代
お盆休み中な事もあり、更新が急ピッチな「龍熱的香港功夫電影新聞広告大全」でございます♫。
第2回は劉家良が邵氏兄弟公司で撮った『少林寺vs忍者』(78)の新聞広告です。
日本と中国の文化摩擦が生んだ武術衝突から友情開花を圧倒的なまでにハイレベルな武打アクションで構成した、文字通り劉家良の最高傑作武打片です。
とにかく劇中で連戦方式で披露される“日中激突武打決戦!”は本当に圧巻の一言です。
まず主人公劉家輝の日本人妻役の水野結花さんは倉田保昭さんの紹介で本作の出演が実現しました。
また角友司郎や八名信夫はTVドラマ『闘え!ドラゴン』(74)でもドラゴン倉田と闘っていますし、竜咲隼人や大前均ら2人の“大物アクションスター”の香港映画出演は、当時ある意味では事件でした。
また現在は勇心門で活躍される中崎康貴師範には本作の日本ロケの裏話などを色々話して頂きましたが、それらはオフレコとの事でここでは触れません。
私が倉田さんご本人からお聞きした劉家良監督のエピソードでは、当時の香港映画で日本人を取り上げる際はどうしても奇天烈な描写になるのが定番でした。
でも劉監督は撮影開始前に真剣な表情で「クラタ、この『中華丈夫』は俺にとって勝負映画になる。映画の中で少しでも変な日本人の描写があったら遠慮なく俺に言ってくれ!」と倉田さんに熱く訴えて来たそうです。その劉家良監督の熱意を目の当たりにした倉田さんは「この映画はきっと素晴らしい作品になる。よし!自分も全力で撮影に挑むぞ!」と固く決意したとの事です。

Shaw bros film Heroes of the East HK newspaper advertisement.

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龍熱的香港功夫電影新聞広告大全①『ブルース・リー死亡の塔』

2024-08-13 20:29:15 | 闘神伝説~李小龍
さあ!始まりました新連載コラム「龍熱的香港功夫電影新聞広告大全」、その第1回は『ブルース・リー死亡の塔』(81)でいきましょう。
秦谷役の黄正利やボビー・ロー役の金泰靖のスチールに混じって方丈役の喬宏のスチールが何気にレア写真だったりします。そしてそれら主要キャストのバックで幻想的なファイティングポーズを決めているのがビリー・ローこと李小龍なわけです。
さて、本コラムは香港劇場公開当時の新聞広告を熱く濃く語るが趣旨ながら、今回は『〜死亡の塔』香港バージョンではなく、敢えてその韓国バージョンにスポットを当てたいと思います。
スポットを当てると言いますか、私自身が何より知りたかったのが本作『〜死亡の塔』の主要キャスト陣は、国際バージョンとは様々な箇所で編集が違う韓国バージョンを果たして実際に観ているか?でした。
私が2度に渡ってインタビューしました“死の宮殿”の番人ルイスこと故ロイ・ホランは韓国バージョンの存在自体は知っていましたが、実際には韓国バージョンその物は観た事がない印象でした。
では無敵秦谷役の黄正利はどうか?そうです、その質問を先月開催しました「龍熱トークライブ2024/黄正利THE LEGEND」で来日しましたウォン師匠にとうとう直接訊くチャンスがやって来たのです!
で、私の質問に対してウォン師匠は暫し記憶を辿る表情を見せたものの、最後には「観ていないな!」とキッパリと答えたのでした。
要するに『ブルース・リー死亡の塔』韓国バージョンは、我々『死亡の塔』信者にとっては、まさに神秘の謎に包まれた本作品の象徴でありながら、実際の作品に出演した主要キャスト陣にとっては、それほど高い関心事ではなかったわけです。
と言いながら、今回のスーパーイベントでは秦谷こと黄正利とこのような“死亡塔談義”が出来ただけでも、まさに奇跡中の奇跡だった!と改めて感激の一言でした。ではでは「龍熱的香港功夫電影新聞広告大全」、次回をお楽しみに!!

Tower of Death HK threatrical newspaper advertisement.

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龍熱の夏はこれからだ!「龍熱的香港功夫電影新聞広告大全」近日スタート!

2024-08-05 12:52:11 | ニュース
「黄正利イベント」も大成功し、ジュリアもアメリカ進出を発表し「李小龍的最佳電影〜精武門」も無事にゴールしました😊。
でも龍熱は休みません!(ってこの土日はユックリ休みましたが😅)。ご覧のFacebook朋友の光岡和之さんが発見した『ブルース・リー死亡遊戯』(78)の現地公開当時の新聞広告。
近日中にこれら貴重な香港の現地新聞広告をベースに私こと龍熱が様々な角度からその作品世界を寸評します特別連載コラム「龍熱的香港功夫電影新聞広告大全」がスタートします♫。どうぞお楽しみに!

Game of Death old advertisement from HK newspaper.

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李小龍的最佳電影〜精武門:追撃篇③(大結局) 伝説のエンディングシーンに迫る!

2024-08-04 14:25:45 | 闘神伝説~李小龍
長らく「李小龍的最佳電影〜精武門」、そして「李小龍的最佳電影〜精武門:追撃篇」として連載して来ました『ドラゴン怒りの鉄拳』(72)特集ですが、今回が大結局(最終回)となります。
大結局の今回は本作『〜怒りの鉄拳』のエンディング、今も香港クンフー映画の歴史、いやアジア映画の歴史に不滅の名場面として深く記憶される主人公陳眞(李小龍)が悲壮な怪鳥音と共に日本人が放つ銃弾の雨に向かって大飛翔するラストシーンを考察します。
ただ考察と言っても、私がこの陳眞の大飛翔のシーンについて検証、知りたい事柄は1つしかありません。
それは「この陳眞のラストの大飛翔は果たして一発撮り(NG無し)だったのか?」です。
その疑問に対する重要な鍵が下の2枚のスチール写真です。1枚目は言うまでもなく映画の本編で使用されたであろう大飛翔です。
そして2枚目のスチール。この写真は明らかに李小龍が本番ではなくリハーサル、または助走からジャンプはしたものの、満足出来る跳躍ではないためジャンプを途中で止め、苦笑いしている貴重なショットです。
この2枚目のスチールがOKテイク、つまり本番用のショットではない事は、李小龍の背後に立つ苗麗兒 (苗可秀)や羅探長(羅維監督)の緊張感の無い表情からもそれか分かります。
そのノラ・ミャオこと苗可秀と言えば、私は以前に苗可秀が来日した際に映画雑誌の依頼で苗可秀にインタビューをしています。その際に苗可秀にこの『〜怒りの鉄拳』のラストシーンについても質問しました。

私の「この李小龍の大飛翔のエンディングは一発撮りでしたか?」の質問に苗可秀は「余りよく覚えてないけど、このシーンはとにかくスタジオの照明が眩しかったのを覚えてるわ。一発撮りかどうか?そうね、確か何回か撮ってたわね」

何回か撮っていた!我ながらこの苗可秀の証言は大変貴重で、この伝説のラストシーンをそれこそジャンプする李小龍の真後ろから見ていた苗可秀が「何回か撮っていた」様子を目撃していたわけです。
やはりこの陳眞の大飛翔は一発撮りではなく、何テイクか撮り直した果てのOKテイクが本編で使用されていたんですね。
ではその際に撮影された李小龍がジャンプに失敗したり、満足出来るジャンプではなくNG扱いとなった大飛翔のNGフィルム群はいま何処にあるのか?
それはこれまで本連載で検証して来ました『〜怒りの鉄拳』劇場予告編などと共に、今もフォーチュンスター社のフィルムアーカイブの何処かにヒッソリと保管されているのか?それとも!?

長らく連載して来ました『ドラゴン怒りの鉄拳』特集、如何でしたでしょうか?
スーパーイベント「龍熱トークライブ2024/黄正利THE LEGEND」開催を挟んだりで連載自体の間隔が何度も空いてしまい大変恐縮に思います。
ただ私自身、普段余り語る事がない本作『〜怒りの鉄拳』をここまで熱く濃く語りまくる事が出来た事はとても有意義でした(^^)。
また機会がありましたら、今度は『最後のブルース・リー/ドラゴンへの道』(72)を語って見ようか♫と思っております。
皆さん、改めまして本連載を最後までお読み頂きまして本当にありがとうございました。

Legendary ending scene and rehearsal shot from Fist of Fury.

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龍熱チャンネル更新!「黄正利 THE LEGEND」総括スペシャル!!

2024-08-02 13:01:33 | その他
「龍熱チャンネル」更新です。今回は7月20日&7月21日に開催しました奇跡のスーパーイベント「龍熱トークライブ2024/黄正利 THE LEGEND」総括スペシャルです。是非ご覧下さい♫。

チャンネル登録&高評価もよろしくお願いします!→https://youtu.be/uHQHsIB9XM0

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告知!「龍熱チャンネル」で「黄正利 THE LEGEND」総括スペシャル!

2024-08-01 14:29:17 | ニュース
次回の「龍熱チャンネル」告知です。次回は大成功となりました「龍熱トークライブ2024/黄正利 THE LEGEND」総括スペシャルです!
私こと龍熱が全国から集った香港クンフー映画ファンが大熱狂の中、2日間に渡って開催されました奇跡のスーパーイベントを未公開写真や秘話と共に熱く濃く振り返り総括します。
更新は明日の午後を予定しております。どうぞお楽しみに!!

https://youtu.be/mTyRe6vPM4Q

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「龍熱トークライブ2024」DAY2「黄正利と行く『死亡の塔』ツアー」大成功!!

2024-07-21 17:37:33 | ニュース
無敵の秦谷こと黄正利、遂に『死亡の塔』信者の“聖地”芝増上寺に立つ!!
「龍熱トークライブ2024」DAY2「黄正利と行く『死亡の塔』ロケ地ツアー」大成功!!

Unbeatable Hwang Jan Lee aka Ching Ku finally visited Tower of Death Temple as special guest of Dragon Fever Talk live2024.

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「龍熱トークライブ2024」DAY1「黄正利トークイベント」大成功!

2024-07-20 20:01:25 | ニュース
「龍熱トークライブ2024/黄正利 THE LEGEND」DAY1「黄正利トークイベント」、先ほど大盛況で終了しました♥。遂に「闘道館」に黄正利師匠とトビーラッセル監督を皆さんと一緒に迎える事が出来ました😊。
黄師匠のトークも超レアなエピソードが次々と飛び出し、私自身もつい司会進行役を忘れそうになるほどでした😅。超満員のお客様もトークの内容には満足して頂いたようで良かったです♫。
さあ!明日は『死亡の塔』信者の“聖地”である芝増上寺で「黄正利と行く『死亡の塔』ロケ地ツアー」です👍。明日もよろしくお願いします!!

Me,Hwang Jan Lee and Toby Russell at Dragon Fever Talk Live2024 Hwan Jan Lee The Legend.

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今日は“世紀の闘神”李小龍の51回目の命日です。

2024-07-20 00:22:51 | 闘神伝説~李小龍
さて、今年も“世紀の闘神”李小龍の命日がやって来ました。今年のリーさんの命日はリーさんに勝るとも劣らない“生きる伝説”黄正利を日本に招き、その幻に終わった李小龍☓黄正利、究極の夢の対決に想いを馳せたいと思います。明日はそのドラゴン、いやシルバーフォックスだけが持つ“本物の息吹”を感じ取って来ます。誠意献給一代巨星、李小龍!!

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明日「龍熱トークライブ2024/黄正利 THE LEGEND」物販情報

2024-07-19 22:01:23 | ニュース
明日の「黄正利トークイベント」の物販情報です。「闘道館」で販売するウォン師匠のサイン会用のポートレートの他にイベント前とイベント後にトビーラッセル監督がご覧の黄正利グッズの物販をやります。
そうです、トビー監督本人が物販に出ます♫。
物販グッズですが、まず1枚目の画像の黄正利師匠のポートレート(2000円)。左下の黄正利ポスターマガジン(2000円)。3枚目&4枚目の黄正利出演映画ポスター(3000円)になります。全てのグッズがウォン師匠のサイン会対象グッズでサインを入れて貰えます。
ポスターはまだ他にも種類があるそうで、トビー監督もグッズにサイン入れ、ツーショットOKだそうです。トビー監督は原則サインもツーショットも無料でやるよと言ってますが、出来たら皆さんもグッズを買ってトビー監督にサインやツーショットをお願いして下さいね😊。何卒よろしくお願いします。

Hang Jan Lee goods going to sale at Dragon Fever Talk Live2024 tomorrow.

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