きょうから2月。生活を改めればいいのに、また、性懲りもなく、無駄なものを買ってしまいました。
behringer CRAVE
モノフォニック、アナログ・セミモジュラーシンセサイザーです。
2019年1月、カリフォルニアのNAMM SHOW で発表され、いつ出るかと待っていたのですが、2019年12月24日に発売したときは、買おうかどうしようか躊躇している間にすぐに売り切れてしましました。
今回、第2陣が入荷し、また、売り切れそうなので、つい、ポチってしまいました。
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ベリンガー は、ドイツの音響機器メーカー。
「Behringer 」は社長の名前。Youtube をみると、アメリカ人はベリンジャーと発音してますね。みんな、自分の国の読み方で勝手に読むのが当たり前なんですよね。「ブン・ザイトラ」のどこがいけないんでしょうか?
ベリンガーのミキサーはすでに2台持っていますが、同社のシンセサイザーを購入したのは初めてです。
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ベリンガーの社是は「性能は倍に、価格は半分に (Double the features at Half the price)」だそうで、このところ、往年のシンセの名機のクローンを、低廉な価格で次々に発表しています。
で、今回の「crave(切望)」は、クローンではなくオリジナルなシンセ。
Behringerによると、歴史的シンセサイザーの優れた部分を取り入れた設計になっており、オシレーターのチップの 3340 VCO は Prophet 5、Memorymoog、SH-101 をはじめとする伝説的なアナログシンセサイザーが搭載した CEM3340 VCO をリデザインしたもの。
フィルターはMoogのラダー・フィルターを元に開発されたものを搭載。
また、セミモジュラーと銘打つのは、1970年代のモジュラー・シンセサイザーのパッチ形式を導入。さらに、ステップ・シーケンサー/アルペジエーター機能も搭載と、“いいとこどり”のシンセサイザーとなっています。
でも、これって、moog の「MOTHER-32」そのものですよね!!
MOTHER-32 は、2016年3月に発売して、現在でも売っていますから、これのクローンと公然と言う訳にはいかないからでしょう。
筐体の色やノブやスイッチの配置は違いますが(クローンの場合は配置やノブの形までいっしょ)、いじれるパラメーターやパッチベイの入出力項目もまったくいっしょです。何せ公式サイトの説明文がほとんど同じです。
音もほとんど変わりないようです。
Crave VS Mother32 - Sound comparison
なによりも、MOTHER-32 用の詳細なマニュアル(crave には、簡易なクイックスタートしかありません)と豊富なパッチシートがそのまま使えるのがすごく便利ですし、MOTHER-32 にはついていない、MIDIスルー端子がついているのと、ユーロラックを意識しなかったために(筐体の幅が取れた)、ノブやパッチベイが合理的に並べられているのが、アドバンテージになっています。
YOU SHOULD BUY THE BEHRINGER CRAVE
ずっしりと重い金属製の筐体は、造りもチープではなく、製品の性能についても、品質管理に絶対の自信があるそうで(社長いわく)、3年保証がついています。
とういうことで、おもちゃとして、いじりがいのある、楽しい楽器に仕上げられています。
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