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みいちゃんとみいちゃんのパパの日記

KORG volca fm に DX7 の sysex ファイルを転送する方法がわかりました。

2016年05月27日 | MUSIC

 先日ゲットした、KORG volca fm は、YAMAHA DX7 互換ということで、ネットに溢れるDX7の音色ファイル(sysex ファイル)が利用できるのが売りなのですが、この方法がマニュアルには全く書いてありません(大人の事情と見た)。



 

 そこで、独力でこの方法を探らなければならないのですが、要は sysex ファイル とは、MIDI規格の「System Exclusive Message」ですから、これをPCからvolca fmへ送信できる仕組みを考えればいいということです。

 用意したのが、

1.DAWソフト Ableton Live 9 Lite →定番のバンドルDAWソフト

2.Vst プラグイン dexed →DX7を完全に再現するフリーのVSTプラグイン

3.MIDI インターフェイス Tascam US-200

 これで、役者は揃ったはずなのに、てこずったのが dexed。

これさえあれば、難しいアルゴリズムもGUIで編集できるすぐれものなのですが。


 

 System Exclusive Message を送信するには、 volca fm につながるMIDIポートを dexed に認識させてあげなければなりません。

 dexed の「PARM」ボタンから DX Out の項目に Tascam US-200 を指定してあげて、「OK」ボタンを押すと。


 

「Eroor opening midi ports」となってしまいます。


 いろいろと、midiインターフェイスを変えてみたり(YAMAHA UX16 にしてみたり)、Live 9 の環境設定の Link midi の設定をいじってみたりしたのですが、どうしてもエラーになってしまいます。

 行き詰って、検索を海外の掲示板まで広げてみたところ、次のような dexedに関する会話に行き当たります。

"Midi Interface: Error Opening Midi Ports"

DAW: Renoise
INTERFACE: Native Instrument Komplete 6
SYNTH: Yamaha TX7

Won't let me connect to the device. Tried it in VST HOST but I still get the error.

デバイスに接続することができない。VSTホストに試してみたが、私はまだエラーになってしまう。



This usually occurs on Windows when the midi port is used by another program (e.g. renoise in your case). On windows, some midi drivers doesn't support multiple program using the same midi port.

Confirm that no other software is using the same midi device and test it again to see if you have the same issue.

  これは、MIDIポートが別のプログラム(例えばあなたのケースでいえば「Renoise」)によって使用されているとき、Windowsで通常発生します。Windowsでは、一部のMIDIドライバが、複数のプログラムが同じMIDIポートを使用することをサポートしていません。

 他のソフトウェアが同じMIDIデバイスを使用していないことを確認し、同じ問題があるか再度テストしましょう。


 なるほど、VSTプラグインの「dexed」は、ホストプログラムの「live 9」のmidiポートを通じて通信するのかと思ったら、どうも別個にmidiポートを使用するみたいですね。

 そこで、Live 9 の環境設定の Link midi の設定で、MIDI Ports をすべて「オフ」にしてもう一度試してみると。


 

dexedはすんなりと言うことをききました。

いやーっ!!苦労しました。

 さて、volca fm への MIDI ポートが開かれたところで、dexed の 「CART」ボタンを押し、任意の syx ファイルを選択し、右クリックから「Send sysex cartridge to DX7」をクリックします。


 

 すると、volca fm 方は、何の受信操作をしなくとも、32プログラムがいっぺんにプログラム名ごと書き換えられます。特定のプログラムのみなら、プログラム名を選択+右クリック操作でできるようです。なんという互換性。すごいです。

 volca fm の開発者も「dexed」があるから、KORG独自でライブラリアンは作るつもりがないようなことを言っています。

 そこで、早速、DX7 のインターナル・プリセットの32プログラムをWEBからダウンロードして送信してみました。

 当時はGM音源というものがありませんでしたから、なんとプログラムの1番がBRASSなんですね。あの一世を風靡した(というか今でも現役で使われる) E.Piano は11番です。

 さっそく、E.Piano の音色を使って、遊んでみました。volca fm のキャリアやモジュレーションのノブをいじると、アナログシンセのフィルターやレゾナンスのような効果が得られることがわかります。

 YAMAHAが自画自賛していましたが、この原理を考えた人(スタンフォード大学)は、相当頭の柔らかい人達ですね。


 


 3ボイスポリフォニックですから、これを本物のDX7のようには使えませんが、16ステップシーケンサーとアルペジオを駆使すれば、結構1日中遊べます




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