みいちゃんといっしょ

みいちゃんとみいちゃんのパパの日記

「陰陽師とは何者か」に行ってみました。

2023年11月21日 | 日記

 国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)の「陰陽師とは何者か―うらない、まじない、こよみをつくる―」に行ってみました。

 陰陽道の歴史とそこから生み出されてきた文化をさまざまな角度からとりあげて考えるという展覧会。

 さらに、有名どころの安倍晴明(平安時代の実在した陰陽師)の姿を追うことで陰陽道の性質をとらえることを試みるのだそうです。

 歴博(略称が正式名称のように使われています)は、2022年02月24日の九十九里旅行の帰りに寄って以来です。

 前回は第2駐車場に停めたため、延々と公園内を歩くことになったのですが、今回はラッキーにも、入り口のすぐ近くに停められました。

 

 

 展示内容は写真撮影が不可でした。貴重な資料だとは思うのですが、展示の内容がマニアックすぎてキャプションを読んでも、よく理解ができませんでした。

 たとえばこんな風な古文書が展示されているのですが

金烏玉兎集(きんうぎょくとしゅう)

そのキャプションにはこう書かれているのみです。
中世に成立した陰陽道の知識を集成した書物。五巻一冊、安倍晴明に仮託されている。天正十二年(1584)の書写。冒頭に陰陽道や暦が牛頭天王(ごずてんのう)、盤牛王(ばんごおう)といった神々の物語と結びつけて説かれている。また文殊菩薩(もんじゅぼさつ)から伯道上人(はくどうしょうにん)を経て安倍晴明に伝えられたとも説く。

 その歴史やそこで言われている神々の物語の知識のないものにとっては、単なる文字の羅列としか見えず、まったくちんぷんかんぷんです。

 たとえば、「ここにこんな面白いことが書いてある」とか、「この時代のこんな背景が偲ばれる記録」だとかそういう説明があれば、素人にも興味を持って見られるのにと思いました。

 会場に来ている人は、古代史や陰陽師に造詣のある人なのか、1つの展示に長い間見入っていたり、メモを細かくとっている人が目立ちました。

 あまりに展示が専門的なので、一般の人にも、とっつきやすくと思ったのか、安倍晴明のちびキャラに語らせるのですが、そんなの小学生しか相手にしないよって感じのあまりにも簡素すぎる内容でした。

唯一写真撮影が許された「泣不動縁起」の一場面に登場する式神、外道。

 

  もうちょっと、展示対象者(専門的知識のない一般の人が大勢を占めるであろうことは想像がつく)に寄り添った構成を考えてほしかった展覧会でした。

 ただ、陰陽師たちが担った暦(こよみ)について、その製作や形式、移り変わりの様子を見ることができ、占いや現在のカレンダーにも影響(旧暦、七曜、六曜など)していることが再認識され興味深かったです。

 

 

 

 





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