髑髏フラワー

ママの口ぐせお花はドクロ!

Perfume 日本武道館ワンマンライブ 「BUDOUKaaaaaaaaaaN!!!!!」

2009-05-18 | ライヴレポート
2008年11月8日にmixiに投下した「BUDOUKaaaaaaaaaaN!!!!!」ライヴレポートです。
個人情報などを若干削りました。
約10,000文字のボリュームがあります。
読めるなら最後まで読んでみろ!

11月6日、7日Perfume 日本武道館ワンマンライブ 「BUDOUKaaaaaaaaaaN!!!!!」が無事に終了した。以下はセットリスト。

コンピューターシティ
edge
エレクトロ・ワールド

MC
plastic smile
love the world
マカロニ

MC
Baby cruising Love
Take me Take me
Butterfly
GAME
シークレットシークレット
パーフェクトスター・パーフェクトスタイル

MC
セラミックガール
ジェニーはご機嫌ななめ
チョコレイト・ディスコ
ポリリズム
Puppy love

Dream Fighter
Perfume
wonder2

初日と2日目に分けてレポートをしようと思う。初日はファンクラブ先行予約で当選した2階南スタンド席だった。18時開場で、公演は19時スタートである。朝に起きた段階で既に物販に列が出来ていると知り、少しだけ憂鬱な気分になりながらも15時には会場に到着した。Perfumeのライヴでは、恒例となりつつある「プラカード組」の姿はほとんど見られなかった。直前になってチケットの余剰が発生したことが原因と思われる。その代わりに、「おいお前、あからさまにダフ屋だろ」といった見た目の金髪女性と、メガネをかけた女性が「チケット譲ってください」とカードを掲げて立っていた。あの態度ではまず無理だろう。金髪の女性は、2ちゃんねるで即話題に。子持ちだった。

物販の行列は150メートルほどだった。皆静まり返って黙々と並んでいる。既に会場付近にはかなり多くの観客が集まっていた。以前の横浜公演と比較すると、「一般の観客」の姿が多い。しかしながら毎回輝いて見えるのは、「絵に描いたような」キモヲタの姿である。何故、彼らは皆、似たようなスタイルなのだろう、何故、彼らは皆、似たように話すのだろう、などと考えているうちに行列は進み、会場付近に到達した。リハーサルの音がかなり大きく漏れている。今までのライヴでは披露されなかった曲が聴こえる。完全なネタバレ。

今回の物販で購入したものは以下の通り。

パンフレット(2,000円)
卓上カレンダー(2,000円)
ぶどう缶(ぶどう味キャンディー。800円)
エコバッグ(500円)

ぶどう缶は、会場限定商品だ。この場所でなくては購入できない。「限定」という言葉に弱いおっさん共が、複数買いをしている。ちなみに、私の前に並んでいたおっさんは、身長が190センチ以上はあっただろうか。もしもアリーナ席で彼が前だったら確実に死ねるだろう。彼は2万円ほど物販で消費していた。
私は、明日やってくる同伴者の分も購入した。

その後、共に参戦する女性と合流。会場付近の見学と看板撮影(これはさすがに撮らなければね)などをし、近所のジョナサンで待機した。客はほとんどが今回の観客であった。

今回の公演では、参加する観客のTシャツが大きな話題となっていた。ファンクラブ会員しか手に入れられない「オレンジTシャツ」(オレT)の存在だ。3,000枚ほどしか注文が来なかったらしいので、今回の公演2日間を20,000人と見積もると全体の15%ほどの人数しか購入しなかったことになる。しかし、余りにも鮮やかなオレンジ色なので、嫌でも目立つ。上記のジョナサンで、客が今回の観客と判断できたのは、客の中に一人二人とこのオレTを着た人間がいたからだ。私は2日目に着ようと考えていたので、今日はツアーTシャツを着用していた。これも、同じTシャツを着た人間を多数確認した。

17時ごろ、再び会場へ戻った。なんと、物販の列が消滅していた。ぶどう缶はソールドアウト。恐らく今頃はオークションに上がっているだろう。17時半ごろから、入場の行列が始まった。指定席なのに何故行列するのかは謎。国民性なのだろうか。18時15分ごろ、やや遅れての会場だった。寸前までリハーサルの爆音が聴こえていた。調整が難しいのか。

2階南スタンド29番D列は、ステージに向かってほぼ中央、いや、完全に中央の位置だった。予想していたよりも距離も近く、かなりの良席だった。上から見下ろす感じだ。気になるステージの構成は、センターに花道が作られていて、先端が円形のステージ。ダンスのフォーメーションがあるので、花道と円形のステージをどのように使うのかが楽しみである。

1時間の間に客席もほぼ埋まり、スタートを待つ段階に。やはり今回は「一般人」の姿が多い。目の前にはおじいさんに近い年齢の男性がいる。生真面目そうなスーツ姿の男性や、キレイなお姉さんなども。気持ちの悪い変態紳士たちの活躍に期待する。2階スタンドをダンスフロアに変えるんだ。

客入れの音楽が少しずつ音量を上げていく。

暗転。

総立ち。

イントロの映像が爆音で流れる。「近未来テクノポップユニット」を地で行くような映像。宇宙服に身を包み、宇宙船に乗った3人が駆け巡る。ダサイ。かなりダサイ。もちろん、そのダサさが味わいになるのだが。カウントダウン開始。興奮も最高潮に達する。

ステージ後方中央に3人の姿が現れる。興奮のるつぼ。

1曲目、「コンピューターシティー」のイントロが流れると同時に、なんと花道先端の円形ステージからせり出してきた3人の姿。後方にいた3人は、フェイクダンサーだった。想定の範囲外。レーザー光線がスモークを雲海のように見せる。全開のツアーのイントロと同じく、表情がない印象(実際は見えなかったが)。メンバーに照明が当たらず、やや暗い中でのパフォーマンス。開演して、楽しいのだけど、どこかに不吉な予感をさせる。そんな不吉な予感が的中した。後半の「絶対故障だ~」の部分で、音飛びと同時に本当に故障する3人。

想像を超えた演出にバードスキンが立ちまくるなか、2曲目、「edge」のバスドラが鳴り響く。ライヴ初公開。この曲も、決して明るい曲とはいえない。歌詞に「死」という言葉が散りばめられているからだ。ダンスパフォーマンスが物語のように構成されていた。その物語の内容は、初見では理解できなかった。「誰だっていつかは死んでしまうでしょう」と歌いながら、スクリーンに映る自分たちの姿をじっと座って見る3人は不気味。

「この先はどうなるのか?」と不安に掻き立てられたところで、3曲目は「エレクトロ・ワールド」がきた。安堵と嬉しさの余り、ぴょんぴょん跳ねた。

ここで、一発目のMC。やはり長い。とてつもなく長い。あ~ちゃんは、数日前にaikoのライヴを武道館で見たらしく、「いかにaikoが素晴らしいのか」を力説する。若干引き気味で、やっとaikoの話が逸れたと思った瞬間に「あ、それとね!」と再浮上するaikoループ。記憶がほとんどないのだが、のっちのハッピーバースデイなどを全員で歌った。あ~ちゃん曰く、緊張の余り吐きそうだと言っていたが、かなりリラックスしていたように見えた。のっちはチビりそうだったらしい。もちろんMCは面白い。聴いてはいないが、彼女たちのラジオ番組が人気だったことが判る。テレビ番組はつまらないが。

前回のツアーと同じく、完全に「うん。コレは良いトークショウだね」と思い込んでいるところで4曲目「plastic smile 」がスタート。ライヴ初公開。なんにも記憶がない。5曲目「love the world 」の後半で、円形ステージの、3人がせり出してきた部分が降下し始めた。マイクスタンドが乗せられ、再び上昇しながら6曲目の「マカロニ」が円形ステージで始まる。円形に合わせて、三方向に分かれてのパフォーマンス。振り付けで、ステージ淵に向かって笑顔で後進するかしゆかが心配だった。後半は円形ステージが回転した。

2発目のMC。猛烈に長い。あ~ちゃんがステージ脇に下がる。残った二人が一生懸命に喋る。のっちがステージセットの裏側の話を暴露する。トロッコに乗って先端部分まで移動し、待機していたらしい。その間には客席の話し声を聞いていたそうだ。途中であ~ちゃんが戻り、「何故、ネタバレの話をするのか、そんな調子だから取材の時に話すネタがなくなるじゃろ」と説教を開始。うなだれて反省するのっちに対し、「そんなん知らんもん」と口をとんがらせるかしゆか。このかしゆかに殺された。MCの部分は、記憶が曖昧なので、前後する部分があると思う。

7曲目の「Baby cruising Love 」がスタート。ライヴDVDの「教育」が行き届いているのか、もはやガンガンに乗る曲となった。Perfumeの楽曲は、ライヴで披露されるたびに評価が変わっていくから面白い。

8曲目「Take me Take me 」はやはり「地蔵」になる変態紳士が続出。ダンスの切れ味も向上したか。

9曲目「Butterfly」。今回も着替えの時間に使用された。VJが新しく作られている。この映像が欲しい。

10曲目「GAME」。前回、ツアーのスタートを切った曲だ。DVD効果もあり、凄まじく盛り上がった。ライトセイバーの振り付けはデフォルトになった。

11曲目「シークレットシークレット」。「GAME」で上昇した熱気もさらに加速する。2階スタンド席なのに汗をかき始める。隣の紳士の腕が既にびちょ濡れになっているんだけど。なるべく大人しくしていただきたい。

12曲目「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」。以前にも書いたが、この曲は、「Perfume解散予定」といわれた頃に作られた曲だ。この曲が収録されたベストアルバム1万枚が奇跡的に完売したことによって、次の「チョコレイト・ディスコ」のリリースにつながった。武道館にこの曲が大音量で響き、3人がここでパフォーマンスをすることは、とても感慨深いものがある。彼女たちは、ツアーでも各地でこの曲を、まるで復讐でもするかのように鳴り響かせてきた。表情は読み取れなかったが、満面の笑みが想像できる。正義は勝つ。

MC3発目。もちろん長い。のっちの指がウインナーに見えるということで盛り上がる。のっちは「ウインナーみたいではない」と反論するが、二人に言いくるめられる。「でもウインナーって超美味しいじゃないか」と論点がずれていく。次の曲、「セラミックガール」の振り付けの練習。

13曲目「セラミックガール」。「ガガガループ」と呼ばれる振り付けは、円形ステージで披露された。相変わらず素晴らしい振り付けだ。

14曲目「ジェニーはご機嫌ななめ 」。うーん。もうやんなくていいと思う。だが全力でコールをする。

終了後、バスドラの4つ打ちが始まる。全員でジャンプの練習と声だしの練習。実際、2階スタンド席は傾斜がきつく、足元も狭いので、ジャンプするのが怖い。バスドラに合わせてあ~ちゃんまさかの「Say Ho-!」を開始。おなじみのサバイバルダンス(時事ネタか)に続き、「ウルトラソウッ!」(ボーン!)で終了。かしゆかが「Perfumeの歌も歌いましょうよ」とあ~ちゃんに提案し、「チョコレイト・ディスコ」の「ディスコ!」の練習。十二分に温まって「チョコレイト・ディスコ」がスタート。

15曲目「チョコレイト・ディスコ」。今回、しみじみとこの曲の威力を思い知らされた。初っ端のあ~ちゃんの「いぐよ~!」と、「ひゃふぅー!」という煽り、初期の振り付けから変化してきた煽り振り付け。「ディスコ!」コールが会場全体に。この一体感がたまらない。

間髪入れずに16曲目「ポリリズム」。やはりこの曲が一番盛り上がる。銀テープが射出される。

16曲目「Puppy love」は初披露。アルバム「GAME」のトリを飾る名曲。この曲を期待していた紳士は多かったと思う。涙腺が緩む。いい曲だ。この曲で本編は一度終了する。

アンコールの後、「カラシ色の衣装」に身を包んで登場する3人。新曲「Dream Fighter」フラグが立ち、異常な雰囲気に包まれる会場。たしかここでもMCは長かったと思う。中田ヤスタカを絶賛してからスタート。

17曲目「Dream Fighter」。発売前のシングルのダンスパフォーマンスが宇宙初公開。背後のスクリーン映像はPVなのだろうか。生も見たいし、PVも見たいので、多少困った。振り付けはもちろん忘れたが、とてつもなく変な動きをする部分があった。まあ、カッコイイですよ。

18曲目「Perfume」。楽しい。楽しいよかしゆか。助けてくれ。全身全霊で「ぐるぐるゆー」を行った。

19曲目「wonder2」。訳は「不思議な二人」。Perfumeのライヴはこの曲で終了する。スクリーンにエンドロールが流れ、深く、深くお辞儀をする3人に幕が下りて終了。鳴り止まない拍手と歓声。すると、バックスクリーンに大きな文字が出現する。

2009年

5月9日 10日

代々木第一体育館でお会いしましょう

いっそう盛り上がる観客。より上へ上がっていくのか。この代々木第一体育館は、恐らく新しいアルバムとツアーで絡めてくるはずだ。

ありがとう

という言葉と、メンバーのサインが映されて終幕。

ここで初日は終了した。正直に言えば、涙は出なかった。前回のツアーと比較すれば、感動は薄れたのかも知れない。というよりも、やはり前回のツアー最終日が「神公演」だったのかもと思う。あと、やはり「初めてライヴハウス以外でワンマン公演をした」というのも違和感を感じたのかも知れない。全席指定というのも初めてだ。スタンディング会場の圧縮ぶりも見られないし、強烈な変態紳士たちが分散されて配置されているので、一般の地蔵客と混じり、やや大味になった感がある。それにしても、もちろん「多幸感」は充分に感じられたが。

さて。2日目のレポート。ここまでで5,800文字。10,000文字で終了できるのか。

物販の心配をしなくても良いので、ゆるめに出発。交通手段の事故の可能性も考えられるので、会場2時間前には到着した。昨日に続き、汗ばむほどの陽気。「オレT」を着こんで来た。今日の同伴者は、北海道からやってくる。自分より2~3歳年下の男性だ。物販の行列はほとんどなかった。昨日の長蛇の列は、もしかすると、一番長い行列だったのかも知れない。そこに並んでしまったわけだ。

ほどなく、北海道から紳士そうに見える変態紳士が到着した。彼は、物販を購入する気が満々である。考えてみれば当たり前だ。わざわざ北海道から来ているのだから、ここで色々と購入したいのだろう。「Perfumeガチャガチャ」という、ちょっとメーターを振り切ったデザインの携帯ストラップが販売されている。これは恥ずかしい。が、彼の情熱に負けて購入した。デザインは全部で9種あり、中身の確認はできない。彼はのっち派で私はかしゆか派。念を込めて選んだら、二人とも見事にお目当てのストラップを一度で買えた。道端では、変態どもがガチャガチャの交換会をしていた。仲が良くて素晴らしいことである。

ふと気が付いたが、リハーサルの音はしていない。

相変わらず、開場前に行列を作っている。今日はアリーナCブロック。アリーナの最後方である。アリーナは、アリーナ専用の入り口から入場する。ちょっとした優越感に浸れる。昨日見下ろしていたステージが、今度は同じ目線で見える。距離はやはり近い。問題は目の前の「障害物の高さ」だろう。ステージに向かってやや左側になる。自分から見て、右前方の人物の身長が問題になってくる。幸いにも、端の席だったので、自分の右側が通路になり、自由に動けそうだ。昨日よりも格段に足場の確保が出来るので、思い切り飛べそうだ。

昨日には確認できなかったカメラなど数台が確認できた。

少しずつ客席も埋まり、自分にとって致命的な高身長の男性2名が、私の右前に着席した。揃いも揃って180センチはありそうだった。どうしようもないことなので、あきらめる。

前日もあったのだが、開演前の注意事項のアナウンスで盛り上がる。
「本日はエスキモーピノプレゼンツ、Perfume 日本武道館ワンマンライブ『ぶどうかぁぁぁぁぁぁん』にお集まりいただき…」会場は大きな拍手。昨日よりは盛り上がっていた。開演時間の19時丁度にも大きな拍手が起きた。これからがドキドキする時間だ。いつ暗転するかまったくわからない。

中田ヤスタカが入場した。

自分の背後10メートルほどの1階席南スタンドの関係者席に着席した中田ヤスタカ。確認できたのは、アリーナ後方の人間だけだったと思う。背後に向けてコールが巻き起こるかと思った瞬間に暗転。2階席の人間は、何が起きたのかはわからないだろう。

やはり、前方はまったく見えなかった。時折頭が見えるくらいだった。しかし、それと引き換えに、足場はしっかりしていて、尚且つ右側の通路に出て踊り狂えた。見えなくても思い切り乗りまくれるので、それも楽しい。「エレクトロ・ワールド」あたりですぐに酸欠になった。

MCでは、天井の日本国旗を見たあ~ちゃんが突然に「君が代」を独唱。結局会場全員で歌うことに。最後の「苔のむすまで」の手前で「誰か止めてくださいよ」と突っ込むが、かしゆかに「あと一行で終わりなんですから!」と逆に突っ込まれる。

感謝の言葉を述べる途中で、あ~ちゃんは、こらえきれずに号泣した。
「ありがとう」という言葉以上の「ありがとう」を伝えたいのに、言葉が見つからないようだ。心配するかしゆか。のっちは、「また泣いてるよコイツ」と思っているはず。

MCは、全体的に昨日とは違った。それにしても面白い内容だ。たいしたものであると思う。曲を始めるためにひざ立ちになったかしゆかをもう一度立たせてでも喋るあ~ちゃん。 ともかく、感謝の言葉を喋りまくる。後半のMCで、中田ヤスタカについて触れたとき、会場の観客が3人に「来ているよ!」と教える。恐らく、彼女たちのライヴに中田ヤスタカが足を運んだのは初めてなのではないだろうか。関係者席に照明が当てられる。スクリーンにも映し出され、ここで会場の全員が理解する。半べそ状になりながらも、「中田さん!中田さんが来ているの?いや~!今日はネタにしなくて良かった~!昨日はボロクソ言ってたんで」と、機敏にヤスタカをいじる。それにしても中田ヤスタカは小さかった。関係者席には、その他有名人がいたが、全て省略。

ライヴを見るに当たって、「どれだけ無心に楽しめるのか」は、大きなポイントだと思う。気になる要素はなるべく排除して、目の前のライヴだけに集中したい。昨日で言えば、隣の男性のびしょ濡れの腕が何度も自分に当たることと、周りの観客がイマイチ盛り上がらないのが多少、気になった。だけど、楽しみ方は人それぞれでいいと思う。しかしだ。今回は言わせていただきたい。私の前方に、致命的な障害となって立ちふさがった大男。Perfumeの熱烈なファンではないことは挙動から分かるが、Perfumeのライヴパフォーマンスよりも、そんなに中田ヤスタカが気になるのか。5分に一度は真後ろの中田ヤスタカを確認していた。いっそ、ずっと後ろだけを見ていてもらったほうがありがたい。君がこちらを向くたびに私は君の顔を見てしまうからだ。こういう男と付き合う女性は、不幸になるだろうと断言する。

それ以外は、アリーナらしく盛り上がっていたと思う。昨日とは違って、足腰の破壊は進んだ。後半の「ポリリズム」のイントロで噴出する銀テープには、メンバーによる感謝の言葉がプリントされているという情報をつかみ、アリーナだからと期待したが、3列くらい前にしか届かずに、手に入れられなかった。残念。

あと1,500文字ほどしか余裕がなくなったので、詰めて書く。終演後、同伴の男性のホテルに荷物を置き、オフ会開始まで飲むことになったが(まあ、それもオフ会なんだけど)、同伴の男性の知り合いも参戦しているとのことで、3人で飲むこととなった。出合った瞬間に深い話が出来るのは、ヲタ同士の会話の良い所だと思う。説明なしに専門用語で話せるのは気がラクだ。「かしゆかに乾杯」「かしゆかに乾杯」「のっちに乾杯」と続き、あ~ちゃんが居ないことに気付き、フォローを入れる3人の変態紳士。

24時になり、新宿ロフトプラスワンにて開催される「Perfume武道館公演記念2ちゃんねるアイドル板オフ会『PLUSWaaaaaaaaaaaN!!!!』」という、凄まじく恥ずかしいオフ会に参加した。前回の横浜のオフ会のメンバーが中心になり、主にネット上で相談されて作り上げられたイベントだ。ゲストに、古くからPerfumeを取り上げてきた掟ポルシェ、熱心なPerfumeヲタを自認するダイノジの大谷ノブ彦が参加した。まずは、二人のトークショウからスタートする。正直、酔いがさめるほど濃い内容だった。特に、彼女たちが幼い頃から一緒に仕事をしてきた掟ポルシェの話は深かった。Perfumeと出会う業界人は、そのほとんどが彼女たちの魅力に気付き、頼んでもいないのに特集を組んだり、大きく取り上げたりするらしい。ともかく性格が良いそうだ。「顔を見ればわかるでしょ?」と言っていたw
とにかく、書ききれないほどの情報を頂いた。感謝。まあ、仕事なんだから当たり前だが、二人の話術のうまさに驚く。握手をしてもらったが、何故かまったく嬉しくはない。

その他に興味深かったのが、彼女たちがブレイクする直前までマネージャーを勤めていた人物に対するアンケートの結果報告。涙なしには聞けない内容だった。今では暗黒史と言われる数多くの汚れた仕事も、彼女たちは何一つ嫌な顔はしないで臨んでいたそうだ。やりたいことをやるのではなく、今するべき事を常に考えていたたとのこと。「アキハバラブ」に路線を展開しようとしていたのを止めたのが掟ポルシェだというエピソードも。

その後は、「一体、なんでこんな映像持っているの?」と聞きたくなるような初めて見る映像などが流れた。どのような手段を持っているのだろうか。恐ろしい集団である。始発が走り始めた頃にお開き。5月に再び合うことを約束して皆と別れた。

という訳で、内容の濃い2日間だった。普段から私の脳内は「Perfume漬け」だが、周囲の人間に至るまで「Perfume漬け」になることは、中々機会がない。しかも、変態紳士同士は、やはり嗜好が被る傾向にある。通常では通用しないアニメやマンガの話も堪能できた。

そんな場を提供してくれたPerfumeに感謝したい。

あ~ちゃんは、「ありがとう」以上の言葉が見つからない、と号泣するが、「ありがとう」を言うのはこちらのほうである。

楽しかったです。本当にありがとう。





コメント (2)
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