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ダイエット漢方とは?

2008-04-20 10:52:57 | ブログ

脱メタボリック症候群の漢方治療

防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)の効用③

胃熱タイプの口臭にも有効な防風通聖散

漢方は病的な口臭にとてもよく効きます。歯周病に対しても、その根本的な原因は腎気が加齢と共に衰えるのが原因と考えますので、歯科医に通院中の方でも、腎気を補う漢方薬を併用すれば回復も早いのです。中国漢方医学では「腎は骨をつかさどり、歯は骨の余り」とされます。清熱作用がある知母(ちも)と黄柏(おうばく)を加味した知柏地黄丸(ちはくじおうがん)が経験的にいいようです。

空腹時の口臭や長時間話しをした後の口臭は、生理的口臭ですので病的ではありません。実際には口臭がないのに、自分では口臭があるように思い込む「自臭症」もあります。この場合には「鬱症(うつしょう)」などの弁証を行います。安神薬などを中心にした漢方治療が有効です。

漢方では口臭の原因の多くは、胃の熱(胃熱)によるものと考えます。
甘い物、脂っこい物、香辛料などを食べ過ぎ、お酒の飲み過ぎは胃に熱をためる事になります。またストレスなどで肝火が燃え上がると、胃に熱を加える原因にもなります。胃熱を除けばほとんどの口臭は改善します。

胃熱を取る漢方薬はいろいろあります

便秘がある場合の代表は防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)、黄連  大黄からなる三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)があります。黄連 黄芩 黄柏 山梔子からなる黄連解毒湯(おうれんげどくとう)は便秘が無く熱証が強い場合に使用しますが、黄連 黄 黄柏 山梔子は漢方でいう苦寒薬の代表ですから、胃腸が弱く下痢や軟便になる脾虚体質の方が誤って服用すると脾胃を傷つけることになるので注意が必要です。

他には石膏 知母 生甘草 粳米からなる白虎湯(びゃっことう)があります。少し難しいのですが、漢方古典には、清気分熱という作用を持ち、陽明気分熱に用います。清熱生津といい、体液の消耗を予防する効果があるとされます。白虎湯に人参を加えた白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)です。熱証がひどく、口渇や舌苔の乾燥などがあり、津液不足が併発している場合などには白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)が中焦の胃熱を取るとされています。ただし、この人参は、性質が涼で、生津の作用をもつ西洋参が適しています。白虎加人参湯が発展したものが玉女煎(ぎょくじょせん)です。専門的には胃熱陰虚の虚火性の歯痛や口臭に、清胃滋陰作用によって症状を軽減させます。

  玉女煎(ぎょくじょせん)

  石膏 生地黄 牛膝 麦冬 知母

脾虚体質の口臭には健脾薬を服用すると、症状が改善することが多いのです。湿熱がある場合は平胃散(へいいさん)、ストレスがたまりやすく肝鬱化火の証があれば加味逍遥散(かみしょうようさん)が効きます。

私の経験では、緑のカリフラワーは喉が渇いて口臭がある場合にも効く。中国では、緑の花菜(カリフラワー)には一定の清熱解毒作用があり脾虚胃熱、口臭煩渇の症状に良いとされています。

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http://okamotokojindou.com/ 

漢方専門医院 岡本康仁堂クリニック


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