I’ll be dis-ABSOLUTER

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肉を切らせて真っ二つ(違

2006-07-16 22:29:52 | うたわれるもの(アニメ)
■アニメ「うたわれるもの」---第15話「宴の終わり」

シケリペチム決戦編完結。
これで物語は中盤戦を越え、今回のラストでは、クッチャ・ケッチャ編では明確にはならなかった「ハクオロの正体」への直接的な布石が提示された訳ですが、原作未プレイの方からすればまだ「OPアニメに登場する怪物=ハクオロ」程度の認識に留まるかもしれませんね…その真の正体が明らかになる頃には、本編自体もクライマックスに差し掛かっているので、EDアニメの持つ意味云々も含めて、想像を膨らませておきましょうw

さて本編ですが、戦闘シーン単体のクオリティは前回ほどでは無いものの、敵軍を惹き付ける任を担ったベナウィたち、そして本陣に切り込むハクオロたちそれぞれに、しっかりと各々の役割を描き分けていたのは、流石、此処まで巧いアレンジを見せて来たスタッフの技量の見せ所か。
何気にアルルゥ&ムックルも本格的な戦闘に初参加し、残すはウルト&カミュがいつ参戦するのか…という事ですが、何故にエルルゥがハクオロの精鋭部隊に付いていったのかには、前回のラストから疑問を持たれた方も多いはず。
彼女がハクオロの側を「別の意味で」離れられない理由は、ハクオロの正体に関る重要な事項なものの、原作ゲームの様に回復役でもないのに、より危険度の増す精鋭部隊に付いて行くというのは、「見届ける」という決意の表れなのか、単に城に残して行く方が危険だからなのかは判りませんが、これで後の「最前線で起こるイベント」各種には対応出来るかな…。

それにしても、今回はカルラ姐さんが格好良過ぎですw
正に、困った時はカルラ姐さん頼りみたいな感じですが、城門にぶち当たれば切り崩し、シケリペチムの「三連星」に囲まれた際には己の腕を犠牲にして、敵将を真っ二つに叩き切り、ハクオロたちが死人兵に手を焼いていた時には力押しで事態を切り抜け…流石、ゲームでは移動力に乏しい以外は最強キャラだけの事はありますよ。
…と言うか彼女一人いれば、十分な気がしないでも(ぉ
もっとも、そんなカルラ姐さんよりも凄いと思うのは、クロウでも持ち上げるのが精一杯だった大剣を抱えたカルラ姐さんを、部隊に遅れずに運んでいたウォプタルではないかと(爆

事態を散々引っ掻き回していた戦闘狂のニウェは、これにて退場。
その最後は原作ゲームよりも(描写的に)無惨なものでしたが、アニメという媒体上、仕方が無いとはいえ、アレは正直モザイクかけられても文句が言えない様な気が…カルラ姐さんに真っ二つにされた表現もキツかったですし、グロ耐性の無い方には厳しいかも;

次回からは、いよいよ超大国クンネカムンの影が忍び寄って来る訳ですが、まずはゲンジマルとクーヤの初登場に期待しようかとw
ただ、予告を観る限り、カミュの不審な行動も…?

この顔にピンと来たら…。

2006-07-09 16:07:46 | うたわれるもの(アニメ)
■アニメ「うたわれるもの」---第14話「戦禍」

情報によれば、今回の脚本:鈴木雅詞+演出・作画監督:細田直人という顔ぶれは、アニメ「SHUFFLE!」でも見られたコンビの様で、確かに特に作画面においては、そのタッチなどはまんま「SHUFFLE!」だった印象が。
しかも冒頭のシーンで叫んでいた名も無いおっさんの顔が、「SHUFFLE!」の最終回でも登場していた「謎の学生」そのものでしたし…正直、シリアスな回にも関らず、冒頭から吹きましたw
あの顔のキャラの登場は、細田氏が作画監督を務める回では、最早お約束なのだろうか…?

それは兎も角。
ニウェの策略によって、ハクオロの過去に疑惑がもたれ、それがやり切れない悲劇へと繋がってしまった、クッチャ・ケッチャ編も前回で幕を引き、今回からは多少前倒しする形で、シケリペチムとの決着編に。
全編において明らかにクオリティの高い作画は、その独特な手法から、観る人によっては手抜きっぽく見えるものの、スピード感を演出するには持って来いですし、オボロやトウカにはよりスピード感を、カルラにはより重量感をという風に、やや誇張し過ぎな程に特化されて描かれた、流れる様な殺陣シーンは秀逸。
しかも、流れだけで誤魔化す事無く、このシケリペチムとの戦いが凄惨を極めるものとなる事を強調する為か、若干グロテスクとも思えるシーンを挿入してきた辺りも、非常に巧い見せ方でしたね。
ただ、炎に飲まれる母親の姿だけは、正直、直視出来ませんでしたわ…;

クッチャ・ケッチャ皇オリカカンに対する手厚い手向け、そしてトウカ自身に対する処置を経ての、ようやくとなったトウカの参戦シーンは、同人ゲームにもそんな名前のモノありましたが、正に「飛んで駆けつけた」かの様な描き方で、たとえ「うっかり」が無くとも、生真面目さと誇りと忠義の戦士という位置付けで、しっかりとポジションを築いてしまいましたね…でも、やっぱり「うっかり」が無いのは寂しいなぁw
勿論、こんなシリアスな場面で「うっかり」されては問題ですが、シケリペチム編終了後には、息抜きの意味も込めて、何かしらの日常シーンを描いて欲しい所です。

前回、何だか息切れみたいな印象を受け、多少気になっていた「ニウェ」役の秋元氏の演技は、今回では正に威圧感を含んだ狂戦家らしいモノだったので、一安心。
やはり、久し振りの出番な上に、いきなりの大見得っぽい演技だった事もあって、役が抜けてしまっていたのかも。
そういえば、先日から始まった「うたわれるものらじお」内の「コスパ」CMでは、某「東方先生」とその弟子が登場しているんですよね…ハクオロとエルルゥが番組を進行している間に、ニウェの影が迫る!!(違
そんなニウェの横に控えていた、有翼人の青年---「ディー」は、いつになったら喋るのかな?
今回も頷いていただけでしたし、かなり勿体付けているよなぁ…。

シケリペチムによる波状攻撃を、ハクオロの奇策で退け続けるも、その策も兵の疲弊具合も限界に近付き、シケリペチム全軍を呼び込み、その皇都を空にする作戦を進めながら、遂にハクオロは自ら、精鋭部隊によるニウェ討伐を進める事になった訳ですが、自身に同行させるのが「カルラ」と「トウカ」という女性ばかりなのは、当然、実力云々もありますけど、どうにも「好色皇」という単語が脳裏を過ぎって(爆
次回はおそらく「シケリペチム編」の決着。そうなれば、いよいよあの大国が動いて来る事になる訳ですが、ディーと共に、○ー○の声が誰なのか気になる所。
ちなみに、○ク○の声は○○かおりさんが担当するそうです。

ごはんまだ。

2006-07-02 14:28:54 | うたわれるもの(アニメ)
■アニメ「うたわれるもの」---第13話「血塗られた戦い」

今回は「クッチャ・ケッチャ編」の最終局面であり、丁度、物語の折り返し地点。
相変わらず、己の「失われた過去」に纏わる疑惑に動揺するハクオロと同じく、独自の行動哲学から”たとえ命を失おうとも、義に反する事はしない”=「義はエヴェンクルガにあり」とうたわれる「エヴェンクルガ」の戦士が、クッチャ・ケッチャ軍の中にいるという事実が、トゥスクルの民や兵達にも動揺を与え始める事に。
果たして”義”はどちらにあるのか、そしてハクオロは、オリカカンの言う”裏切り者ラクシャイン”と同一人物なのか---その種明かしは、この回のラストで明らかになったのですが、東方不…もといシケリペチム皇・ニウェがどうにもでしゃばり過ぎて、何だか小悪党の様に見えてしまったのは、私だけではない筈だと;
確か原作では、このクッチャ・ケッチャ侵攻を裏で操っている者がいた事を匂わせておいて、後々のニウェとの決戦の際に種明かしをしたはずなので、いきなり崖の上から高笑いと共に暴露されても、場が白けると言うか何と言うか。
この辺り、本来は「ナ・トゥンク」編の後に来る「シケリペチム決戦」編を前倒しする構成上、そのお膳立て的なアレンジとも考えられますが、クッチャ・ケッチャを利用してハクオロを追い詰め、トゥスクルが疲弊している所に攻め込むという、戦術的には実に理に叶っているだけに、種明かしはこんなカタチにせずに、後に残しておいても良かった様な。
とは言え、ニウェの「狩りを楽しむ性分」からすれば、これが自分に対する敵意を剥き出しにさせる要因と考えての行動とも思えますし、また原作とは若干ポジションが違うトウカの認識を改めさせるには、直接的に真実を突きつけた方が、後の参戦に繋がる心境の変化が解り易くもなるので、全く流れの読めないシーン構成という訳でもないかな、とは思いますけど。
ちなみにハクオロの正体云々は、今回の描写やOPアニメから、おぼろげに察した人は多いんじゃないかな…?

そんな高らかな種明かし以上に驚かされたのは、この段階での「ディー」の登場。
ウルトリィやカミュたちと同様に、有翼人である彼は、物語後半戦の鍵を握る重要な役どころを担っているのですが、やはりシケリペチム決戦が前倒しになった事と、「幻術」の辻褄を合わせる為に、顔出し程度に出て来たのでしょうね。
今回は本当に顔出しだけでしたが、誰がその声を担当しているのかな…ひょっとして、以前から情報が出ている「池田秀一」氏が演じているというのは…ディー?

Bパートには、そんなサプライズや微妙なシーンもありましたが、Aパートでの日常パートにて、ハクオロを支えるエルルゥの描き方が秀逸で、一度部屋を出て行った様に見せて後ろからハクオロを抱きしめたり、草原で戯れるアルルゥとムックルを眺めながら語る言葉は、原作以上に響いたかも。
勿論、其処には声という要素の持つ力や、ゲームではまず見られない微妙な仕草などによるものも大きいのは間違いないですが。
にしても、ムックルと戯れるアルルゥは、かわいいにゃ~……Σ(゜Д゜)ハッ!

そういえば、今回もエルルゥは兎も角、アルルゥとムックル、そしてウルトリィやカミュはトゥスクル城にて留守番でしたが、今後はエルルゥも含めて、戦場にて重要なシーンが展開される事が多くなるので、その辺りをどう絡ませて行くのかが気になる次第。
ただ、あからさまにアルルゥとムックルが敵兵を血祭りに上げて行く様を描くのは、流石にアレなので、シケリペチム侵攻時の様に、遠目から見ているか、抑止力として働くか、或いは「生身の人間ではないモノ」と戦う時までのおあずけかな…だとすると、出陣時のムックルの遠吠えに対するアルルゥの「ごはんまだ」発言は、そのまま意味と、自分達の戦闘参加はまだ先という事を示したダブルミーニングなのかもw
ちなみに原作では、この「クッチャ・ケッチャ」編の中でも、オリカカンとエルルゥは対面していたんですけどね…あのシーンをカットしたのは勿体無かったなぁ;

Bパート直ぐの陣形の敷き方や、トウカを止める為に、ベナウィ他精鋭部隊が彼女を取り囲み、其処から脱出する様なども迫力がありましたし、今回も本当に構成の巧さが光り、全体的にメリハリがきいていて、観ていて飽きる事が全くありませんでしたね。
次回からは先述の通り、シケリペチム決戦編に突入する様で。
予告を観る限り、相当のクオリティで動いている様子ですが…あの迫力ある戦闘シーンを見せ付けられた第5話を超えそうな予感。


「マリア様がみてる OVA」 EDテーマ曲はKOTOKOに決定(情報元:MOON PHASEさん)

曲名などの詳細は明らかになっていませんが、おそらくはI'veプロデュースになるのではないかと。
ただ、どうにもI've楽曲自体と、「マリみて」世界のカラーとの共通点が見出せ無いんですよね…「Imaginary affair」とか「philosophy」とか、あの辺りをイメージすれば良いのかな…?
勿論、非I'veプロデュースという線も有り得ない訳ではありませんが、兎も角も曲が仕上がって来るのを心待ちにしようかと。


■高橋弥七郎「灼眼のシャナ」OVA化決定(情報元:MOON PHASE 雑記より)

2007年公開予定の劇場版に加え、OVA版の製作も決定したそうですが、内容は水着祭で、舞台は夏の海…って、まんまPS2版「灼眼のシャナ」なのですが…もしも焼き直しだとしたら、正直微妙かも;
個人的には是非とも、TVシリーズでは描かれなかった「大戦」や、原作「0」「S」などに収録された短編・掌編の映像化を期待したいのですが、無理なのだろうか…?


さて、明日(3日)にはいよいよ、平野綾さんが「HEY!×3」に出演するので、その瞬間を見逃さない様に、今から覚えておきましょう。
…と、その前に今夜は「ハルヒ」の最終回を見逃さない様にしないとw

くっ!うっかりが足りない!!

2006-06-25 19:43:24 | うたわれるもの(アニメ)
■アニメ「うたわれるもの」---第12話「動揺」

突然の「クッチャ・ケッチャ」の侵攻により、家族も同然だった「ヤマユラの集落」の皆を失い、まるで「死人」の業のごとく、鬼気迫る勢いで攻め込んで来る軍勢を、心乱れたままに迎え打たねばならないハクオロ達。
そして、不意を突かれて取り囲まれてしまった彼らの前に現れる、クッチャ・ケッチャ皇・オリカカンの口から告げられた、ハクオロの失われた過去に纏わる、衝撃の事実---。

というのが前話の引きでしたが、今回は其処に関る回想シーンから幕開け。
夜闇の中、凶刃を振るう仮面の男---果たして、ハクオロの正体は、オリカカンの言う「ラクシャイン」なのか…と、匂わせる展開ですが、とりあえず、その真実はすぐに明らかになる事なので、今の所は伏せておきます。
ただ、この話の中で、ハクオロが見た悪夢の中に登場した、人型ともつかない謎の物体と、その物体に向けてハクオロが言った「お前たちをそんな姿にしたのは私では…」というセリフは、彼の正体に関る重要なものなので、終盤にかけて、しっかりと覚えておいて下さいw

さて、同じく前回のラストにて登場した、エヴェンクルガの剣士・トウカ。
原作通りならば、今回の話では「吊り橋」に関るイベントにて、初「うっかり」が起こるはず…だったのですが、何故、あのイベントがスルーされてしまったのか!?
…う~ん、これでは「うっかり侍」の異名が泣く…とは言うものの、シリアス路線を前面に押し出し、こと戦闘シーンと日常シーンの切り離しを明確にしているアニメ版のアプローチの仕方からすれば、この重い雰囲気の中で、いきなりの「うっかり」を挿入してしまうと、雰囲気的に違和感が大きくなってしまう事も否めませんし、後の日常シーンに絡む「うっかり」で補完して貰えれば、今回のアレンジも悪くは無いかな、と。
もっとも、よくよく考えてみれば、「いずれは発見される」と踏んでいた「吊り橋」の手前側で、自らを背水の陣に置くが如く、何の奇襲策も無いままに真正面で迎え撃っている時点で、それがトウカの真っ正直さ=うっかりと考えてしまっても良いのかもw
結局は、谷底に落ちていった訳ですし…その後の結果は異なりますけどね;

また、この直前に、トウカとオボロを戦わせ、あっさりとオボロがいなされる様と、逆にカルラとの交戦時には、お互いの力量が拮抗するという構図を押し出して来たのは、現状で、第10話において圧倒的な攻撃力を見せ付けたカルラ以外に、トウカを止める事が出来ない=トウカの戦闘力の高さを認識させる手段としては、巧い見せ方でした。

そして、シリアス路線が強まって行く中でも、アルルゥ、カミュ、ムックルが、ある意味での清涼剤として機能しているのは、原作以上に効果的だったかも。
しかし、展開としては更に重くなっていく「クッチャ・ケッチャ編」ですが、どうやら次回で決着が付くそうで。
これにて、ハクオロの過去に関係するイベントは、少し保留される事になりますが、原作とは異なるトウカのポジションが、この局面にどう作用して来るのか、其方も楽しみですね。


これに関連して、PS2版「うたわれるもの 散りゆく者への子守唄」の最新情報でも。

フリーマップの追加で自由にキャラクター育成!『うたわれるもの 散りゆく者への子守唄』(情報元:MOON PHASEさん)

「フリーマップ」は、原作をプレイしている時にも欲しいと感じた機能でしたし、同じLeafのタイトルである「Tears to Tiara」で実装された時には、「これが『うたわれ』にもあったらなぁ…」と思っていたので、ようやく念願叶ったという感じです。
これでユニットとしての能力は高いながら、移動力の低さから育てにくいカルラや、遠征に参加しないベナウィやクロウ、そして、とある事情から終盤に離脱してしまう○○○とのレベル差云々も埋められるかな?
ただ「TtT」の時にも感じましたが、その時点でのパーティーの平均レベルに対応したレベルの敵が登場する「フリーマップ」でキャラを育て過ぎると、レベルが固定された「シナリオマップ」での敵が弱くなってしまうので、この辺りは「フリーマップ」での経験値獲得基準を変えるなり、「シナリオマップ」の敵もレベル対応にして欲しい所かも。

散り逝く者への鎮魂歌

2006-06-18 22:31:36 | うたわれるもの(アニメ)
■アニメ「うたわれるもの」---第11話「永遠の約束」

「シケリペチム」の一方的な侵略を退け、あらたにカルラという新戦力を加えたハクオロ率いる「トゥスクル」は、今後の防衛策の一環として、國師・ウルトリィを通じ、近隣諸国との同盟を呼びかける事に。
これにより、次なる侵攻への対処も執り易くなる---そんな同盟の調印式の日、突然に現れたテオロの伝えた衝撃的な一報が、ハクオロ達に大きな動揺をもたらす事に…。

ヤマユラの集落が襲撃され、そしてテオロの命を賭した報告より始まった「クッチャ・ケッチャ」侵攻に関する一連の展開は、その原因と結果共に、非常にやり切れないものとなっていましたが、ハクオロの視点という関係上、原作には存在していない、「トゥスクル」建国後、テオロ達が集落に戻ってからの描写を冒頭に挿入した来たのは、遡れば演出上、非常に効果的とは言え、より哀しみや辛さが深まる結果に;
また、その襲撃の惨状を原作同様に敢えて描かず、クロウの報告によってのみ語らせたのは、何でも追加すれば良いというものではない事を、作り手側がしっかりと判っているな、と。
更に、其処に声優陣による演技と、アニメーション(動作)が付き、悲壮感は増すばかり。
アルルゥが既に逝ったテオロを必死に起こそうとするシーンや、その直後に泣き叫ぶアルルゥをエルルゥが薬で眠らせ、彼女自身もまた昏睡する様、そしてハクオロの「黙れ!」は本当に痛々しかったですから;
同じ事は「クッチャ・ケッチャ」の軍勢にも言え、同士が倒れ伏してもなお突撃し続ける者達の、カルラ曰く、まるで「死人」の業、ひとつの事を成す為に全てを捨て、死すら恐れない---そして死する時には、呪詛の様に恨みを吐き捨てて息絶えるという様子は、動作と演技が加わった事で、より恐怖を感じ得させるものになってしました。
今回の戦いは、これまでの「仇討ち」「後戻りが出来ないが故の進軍と建国」「一方的に仕掛けられた侵略行為」、そのいずれとも異なる上、理由すら判然としない中で、家族も同然だった集落の皆の命を奪われた…そんな複雑な気持ちでの戦闘だけに、此処から暫くは観ている側も、煮え切らない部分が出てくるかも。
実は、この戦いの裏には、とある人物の策謀が動いているのですが、それはいずれ明らかになる事なので、現時点では、暫く触れられていなかった「ハクオロの失われた記憶」という要素を際立たせる出来事のひとつとして、そのイベントだけを捉えて置くと良いかも。
ラスト間際、「クッチャ・ケッチャ」に助力する為に現れた、女剣士・トウカは、既にOPなどでも観られる通り、いずれハクオロの側近として戦列に加わる事になりますが、格好良くキメるのは今回と次回以降、暫く観られないかもw
しかも次回は、あの名「うっかり」が登場する「吊り橋」なので、原作通りの展開で描いてくれる事を祈るばかりですw

最後に、親父さんことテオロ含め、ソポク姐さん、ウー、ヤー、ター、そしてヤマユラの集落の皆の冥福を---。

カルラ、舞う

2006-06-11 19:51:48 | うたわれるもの(アニメ)
…とは言っても、「カルラ舞う!」とは何ら関係の無い記事ですのでw


■アニメ「うたわれるもの」---第10話「傭兵」

謎を秘めた女傭兵・カルラ登場。
彼女には、この段階で、立ち振る舞いや素性など、数多くの謎がありますが、その辺りは後の(ややメインストーリーから離れた部分ですが)とある展開に深く関わって来るので、其処で驚きの正体などが明かされる回までのお楽しみに。
…というか、ウルトリィと顔見知りっぽい所から、ある程度の予想は…難しいかな?w
ちなみに、此処ではサブタイトルからの繋がりで、便宜上「傭兵」<アンクアム>と書いていますが、実際のカルラは「剣奴」<ナクァン>ですので、お間違え無く。
もっとも、ハクオロがカルラを「傭兵」として雇った、という部分では正しくもありますがw

さて本編の感想ですが、原作では、あくまでも報告のみで語られた「奴隷船」の様子や、カルラが単身で船員全てを殺戮したという情報を、映像として膨らませ、しっかりと見せる事で、カルラの持つ戦闘力の高さや迫力を、ハクオロ達と出会う前に印象付けていたのは、巧い構成ですね。
大波にも動じず、ゆっくりと笑みを浮かべながら歩みを進めるカルラは、はっきり言って怖いですから;
それとは対照的に、「トゥスクル」に来てからの、エルルゥとの一連の絡みや、アルルゥに花輪を作ってあげるなど、全く逆の側面を見せる事で、その人物像をなかなか掴ませないのも、カルラらしいキャラの描き方で、実に効果的かと。
全体の構成としても、各キャラの動かし方や間の取り方の緩急が秀逸でしたし、シリアス調で始まった回の締めに、ややコミカルなものを持って来て、前回来の重い雰囲気を引き摺る事無く、かなり楽しめた回でしたね。
…にしても、実際に大岩を一振りで叩き割る様は、凄すぎですw

これで、カルラが新戦力として加わり、またウルトリィ、カミュも(ムントもw)正式に國師<ヨモル>として「トゥスクル」に留まる事になったので、あと一人、次回予告に登場している「うっかり侍」が加われば、スポット参戦を除いて、全ての味方キャラが揃う事に。
しかし、その前に、ヤマユラの集落の皆に関わる、辛く悲しい出来事がハクオロ達を待ち受けているのですが……正直、次回は観るのが辛いですよ;;


ところで、原作のPS2移植版である「うたわれるもの~散りゆく者への子守唄~」の予約キャンペーンですが、現段階で「クリアファイル」と「ポストカードセット」が追加され、残り1700超の予約数にて、「甘露樹描き下ろしスティックポスター」が特典になるそうで。
にしても、此処で「描き下ろしステックポスター」が来るとなれば、次は一体、何が追加されるやら…。
「クリアファイル」「ポストカード」「スティックポスター」以外に、考えられる特典としては、「大判ポスター」「特製CD-ROM」「フィギュア」「同人誌」など…この内、「フィギュア」は製作日数の関係から、まず不可能でしょうから、それ以外なら何とかなるかな?
勿論、アクアプラス側も、大体の販売本数予測は出来るでしょうし、また予約キャンペーンを「特典物の生産期間が調整出来た事と合わせまして、キャンペーンの期間を2006年7月17日」まで延長したのは、逆に、延長せねばならない必要があるレベルの特典物が、この先に待ち構えているという事では。
勿論、店舗独自の特典が、まだ出揃っていない為の処置と取る事も出来ますが。

…さてと、以前にも言いましたが、私は何処で予約しようかな…やはり「ソ○マップ」か「メッ○サンオー」辺りが妥当かなぁ。
早い段階で、店舗独自の特典情報が欲しい所です。




備忘録。

本日、6月11日深夜に、「テレ玉」にて放送される予定だった「涼宮ハルヒの憂鬱」は、ワールドカップ中継の為---、

6月11日→6月13日(火)26:30~27:00

に、放送日時が変更されています。
他、各放送局の放送日時も変更されている可能性がありますので、詳しくは公式の「活動予定」にて、ご確認下さい。
…ちなみに私は、明日「tvk」にて視聴しますのでw