きょう(2016年9月7日)の朝日新聞の第22面「朝日こどもニュース」の紙面にパトリック・ハーランさんが寄稿していました。題名は「質問のやりとりで議論できる力を」です。少し長いのですが,全文を引用しましょう。
日本の教育はすばらしいと思います。世界の学力調査でも常に上位で,他国のよいものを取り入れてアレンジするのも上手です。でも,批判的思考と自己主張ができる人材を育てる力が足りません。
米国の教育では「コミュニケーション力の育成」が重視され,国際社会でも,「質問する」「答える」ことが求められます。日本人も,議論できるようになれば鬼に金棒ですね。どうやって,子どもたちに教えればいいのかって?カギとなるのは「質問」です。
ヒントは池上彰さんのテレビ番組にあります。例えば「東条英機は太平洋戦争の戦犯です」とテーマを伝えたあと,「なぜそう言われているかわかりますか?」と質問して答えさせるのです。そして,質問を受け付ける。池上さんのように「いい質問ですね」と褒めればいい。やる気が出ます。
そういう学び方をすれば,情報を伝えるスピードは遅くなるけど印象に残り,理解度が高まります。大学までに身につけるべきことは,知識ではなく,「勉強のしかた」です。
結論としてパックンの言いたいことは最後の赤字の部分(原文は黒字)でしょう。これこそ,わたしが某学校で教師の真似事をしていたときの教育理念でした。
日本の教育はすばらしいと思います。世界の学力調査でも常に上位で,他国のよいものを取り入れてアレンジするのも上手です。でも,批判的思考と自己主張ができる人材を育てる力が足りません。
米国の教育では「コミュニケーション力の育成」が重視され,国際社会でも,「質問する」「答える」ことが求められます。日本人も,議論できるようになれば鬼に金棒ですね。どうやって,子どもたちに教えればいいのかって?カギとなるのは「質問」です。
ヒントは池上彰さんのテレビ番組にあります。例えば「東条英機は太平洋戦争の戦犯です」とテーマを伝えたあと,「なぜそう言われているかわかりますか?」と質問して答えさせるのです。そして,質問を受け付ける。池上さんのように「いい質問ですね」と褒めればいい。やる気が出ます。
そういう学び方をすれば,情報を伝えるスピードは遅くなるけど印象に残り,理解度が高まります。大学までに身につけるべきことは,知識ではなく,「勉強のしかた」です。
結論としてパックンの言いたいことは最後の赤字の部分(原文は黒字)でしょう。これこそ,わたしが某学校で教師の真似事をしていたときの教育理念でした。