三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

みっくちゅじゅーちゅ 見ーつけた

2016-08-04 21:10:27 | 日記
先日近くのスーパーマーケットに行ったところ懐かしいものが目についた。「みっくちゅじゅーちゅ」だ。

突然十数年前のことが脳裏に蘇った。
そう,それはわたしが香川県で教師の真似事をしていたときのことである。
真似事ではあってもわたしにも教官室なるものが与えられた。本来は実験準備室として用意されたものらしく,他の教官室に比べて狭く作りが貧相であった。
それでもわたしの部屋に出入りする学生が何人か現れた。やがてその学生たちは定着するようになり弁当を食べたり,試験勉強をしたりする「たまり場」的な様相を呈してきた。もちろん,1年ごとに何人か消えていき,また何人かが新たに加わったりしたものである。学校とはそんなものだ。
そんな中に「みっくちゅじゅーちゅ」を持ってきた学生がいたのである。今回発見したものがそのときのものと同一かどうかは自信がない。缶詰だったような気もする。
教師の真似事は5年で終焉を迎えた。
勉強(知識)を教えるのではなく,勉強の仕方を教えたかったのであるが,その思いが達成されたかどうか自信がない。いろいろな理由から5年間の勤務を終えてわたしは落伍者のような形で学校を後にしたのである。
当時の学生の半数はすでに30歳を超えている。わたしの発した言葉を噛みしめる年齢に達しているのであるが,果たしてどれだけ印象に残っているであろうか?