しばらく使っていなかったテスターをきょう久しぶりに取り出した。測定機能
を「抵抗」にして測定棒を短絡すると,あれ?針が振れない。どのレンジでも
同じ。
さては電池の起電力がなくなったのかな?
裏蓋を開けた。電池を見ると・・・あっと驚いた。電極の周囲が腐食している
ではないか?
これはひどい!起電力の問題どころではなかった。電池から電解液が漏れてし
まったのだ。そんなに長く放置したつもりはなかったのに,結果的には随分長
い間使わなかったのだろう。
電池を撤去し,電極の周辺を掃除して新しい電池を取り付けた。組み立て直し
て確認した。これでどうだ!あれ?針が振れない。
もう一度開けた。すると,テスター棒を差し込むコネクタ付近が腐食している
ではないか?
なぜ,最初に気づかなかったのか?
ここも綺麗に掃除して,再度組み立て直し。
今度こそどうだ!合格!
このテスターは2年前上京したとき某リサイクルショップで故障品を買って帰っ
た思い出のある品。もちろん,持ち帰って修理した。何,抵抗を1本交換しただ
け。これからも長く付き合ってほしい。
それにしてもなぜテスター棒の電極が腐食したのか?最初電池の電極の腐食で
は電解液が漏れたと考えたがそうではなさそう。
くわしく考える気はしないが,電蝕とかイオン化傾向とかに関係するのだろう
か?化学を専攻した人なら覚えているであろう:水兵リーベ僕の船・・・。遠
い遠い昔の話。
以上