三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

また時計が増えた!

2017-12-14 20:44:11 | 日記
また柱時計を買ってしまった。もちろん,ゼンマイ式。
きょう昼休みに近くのうどん屋でうどんを食べた。さぬきうどん風のセルフサービスの店だ。ときどき利用するのだが,店員はわたしを覚えたらしく,わたしが注文する前に
「釜揚げですか?」
と来た。わたしはこのうどん屋では釜揚げのかけうどんを食べることにしている。しかし,注文するときは
「かけうどんの並。麺は釜から出してください。」
という。ほとんどの店では「釜揚げ」と言うと「湯だめ」を出されることが多いからだ。
湯だめは釜揚げには違いないが,釜揚げ=湯だめではない。釜揚げとは文字どおり釜から出したままの麺である。
話しが変な方向に行きそうになった。そうそう,時計の話。
そのうどん屋を出て近くのリサイクルショップに立ち寄った。100円のエアキャップを買って店を出ようとしたら棚に載っている柱時計が目に付いた。メーカはMEIJIとある。店主に価格を聞くと,それには答えず
「それは壊れています。ゼンマイを巻いても動きません。」
との返事。
「それは構いません。幾らですか?」
と聞くと,
「壊れているから,……500円。」
とのこと。さっそく500円払って連れて帰った。自転車だったのでリュックっサックに入れて。
わたしは電車で通勤しており,事務所から駅までは徒歩約20分。リュックサックに入れた時計がときどき何かのはずみで鐘打ちが起こってボーンと鳴る。これには1人恥じた。
持ち帰った時計を,その状態をお見せしよう。

もちろん,振り子もあれば,ねじ巻きもある。
しかし,まったく動かない。固着しているという訳ではないが,振り子を手でふってやってもカチカチという機械の音がしないのである。
さっそく,内部を見た。

特に異状は見当たらない。埃は意外に少ない。と言うかほとんどなく綺麗な状態。これは油切れだ。
そこで,クレCRC 5-56と自転車油の登場。歯車の軸受を中心に注油した。

その結果,快調に動き出した。1度止まったが,振り子を振ってやると次第に力強くカチカチと動き出した。
もう大丈夫。組み立て戻して柱にかけた。

問題なく動く。修理完了!
本当は修理と言えるほどのことではなく,「油さし完了」というところだろう。
さて,この時計。メーカは明治時計だが,型名は?製造年は?
ということで再度文字盤を眺めると,何と!MADE IN OCCUPIED JAPANとあるではないか。

これはつまり,連合国から占領されていた日本が作ったということである。当時進駐軍からの命令で,MADE IN JAPANという表記は許されなかったということである。
日本人として不名誉なことであるが,貴重な品を得た。
さて,この時計をどうするか?わが家は時計であふれている。欲しい人はコメント欄から申し出ていただきたい。
以上