三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

赤いOM-1に生まれ変わりました

2016-07-19 21:14:03 | 日記
一昨日交換レンズ込みで500円で買ったオリンパスの一眼レフOM-1。当初のもくろみどおり赤い貼り革で貼り替えました。
そのためには,まず劣化した貼り革をはぎ取らなければなりません。これが大変でした。革は取れても接着剤のネバネバが取れないのです。アルコールで丹念にこすりあげてほぼ除去できました。下の写真をご覧ください。

地金が見えている部分を黒く着色すればこのままでも使えそうです。しかし,初心貫徹。赤い貼り革を貼りつけました。
話が前後しますが,このカメラは露出計が動きませんでした。電池室の蓋を取ってみると,中には完全に放電した水銀電池が収まっていました。水銀電池はもうずいぶん前に生産が中止されています。すると,このカメラはそのころから使われなくなったということです。
代用のアルカリ電池LR44を装填しました。あれ?露出計が振れない。壊れているのかな?
そこで,底蓋を開けてみると,電極が外れていました。原因は,電極を固定しているねじが折れたためと分かりました。そこで代用のねじを・・・と思ったのですが,これは何と合成樹脂製ではないか?しかも,M2より太く,M2.6より細い。これは手に入りません。仕方がないのでエポキシ樹脂でねじを接着しました。
一晩経って,件の電極をこのねじで固定し,電池を装填すると露出計はバッチリ!
ついでにLR44を綺麗に収め,かつ電圧を少し下げるためにショットキーダイオードを挿入することにしました。しかし,この作業を始めたらまもなく件のねじがまた折れてしまい,今度はどうしようもなくなりました。仕方がないのでまたまた「接着!」。ただし,今度は電極などまるごと接着です。
一晩おいて固まったのを確認してショットキーダイオードをはんだ付けし,LR44の外径に合わせた筒を固定しました。下の写真をご覧ください。

黒い矢印の下の白い円筒がLR44用に入れた筒です。また,赤い矢印の先に小さなショットキーダイオードが見えます。
底蓋を閉じ,電池を装填して露出計の振れを確認しました。手許にあるデジタル一眼レフとほぼ同じ結果が得られました。
最後に外観をご覧ください。

赤いOM-1に生まれ変わりました。