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三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

母の27回忌にガメ葉餅を拵えること

2025-05-17 17:43:37 | 日記
きのうはわたしの母の27回忌。そのために仏壇に供えるべくガメ葉餅を作りました。そのガメの葉は故郷の岩石山まで行って採ってきました。
実は,その仏壇用のガメ葉餅は失敗したのです。法事は何とか済ませましたが,再度ガメ葉餅作りに挑戦したものです。

故郷の山のガメ葉です。

これを採取するために頂上まで登ってしまいました。頂上まで50分でした。
採取したガメ葉です。

中に松ぼっくりが2,3個入っていますが,これはおまけです。

餅はこの粉で作ります。

餡は事前に小豆を煮て作っておきました。甘さ控えめのいい味です。

さて,粉を水でこねます。

丁度耳たぶ程度の硬さにします。
それを適量とって延ばし,餡を包みます。さらにガメ葉で両面を包みます。

中々いい色ですね。

蒸し器に入れます。

この段階まではいい色ですが,蒸しあがると

こんな色に変わってしまいました。
でも,味は問題ありません。今回は上出来でした。
以上

柱時計の修理に足かけ10年を要したこと

2025-05-11 14:02:03 | 日記
先日棚を見上げたら何やら箱状のものが3段に積み上げられているではありませんか。(地震が来たら危ないな)と思い,それらをおろして物を検めました。すると,一番下に柱時計。

思い出しました。もう10年ほど前知人宅の片づけのとき持ち帰った振り子式の柱時計でした。
そのとき,さっそく手入れしたのですが正常に動きませんでした。特に問題はなさそうなのにすぐ止まります。時計を左右に傾けてみましたが効果はありませんでした。
そのまま放置。

数年後新たな知見を得てその時計を引っ張り出して今度は左右ではなく,前後に傾けてみました。しかし,やはり効果は認められません。
そのまま再び長い眠りに。

そして今回の手入れになったのです。
中身(ムーブメント)を取り出して丁寧に注油しましたが,やはりほどなく止まります。歯車を指で押して(回して)やると動き続けます。どこかに摩擦の大きなところがあるに違いありません。しかし,その場所が同定できないのです。

そのようなことをしながら2週間ほど経過。
きょうも動きを詳細に眺めていると,どうも問題の所在は「時計」側ではなく,「時報」側にあるように思えてきました。つまり,時を刻む,すなわち歯車を回して指針を回すと同時に時報のための鐘打ちの歯車をも回さなければなりません。この部分の摩擦が大きくなっていれば見かけ上時計の負荷が大きくなります。

その箇所は‥‥下の写真の中央やや右下にある大きな歯車です。

その歯車の軸受け部分にCRC5-56を噴射しました。
するとどうでしょう。コチコチいう音が全く変わりました。どう変わったかと?とにかく力強い音なのです。この音だけで解決を確信しました。

箱に入れて組み戻し。

軽快に動きます。時報も問題ないようです。
足かけ10年を要しました。
以上

フジ矢のペンチ

2025-05-07 13:37:10 | 日記
きのう久しぶりに馴染みのリサイクルショップに立ち寄りました。店先に100円均一の物が箱の中に雑然と置かれています。その中に使えそうなペンチを1丁見つけました。フジ矢のペンチです。私見ではフジ矢のペンチは最高だ(った)と思っています。

握りの部分にはビニルテープが巻かれていましたので,べたべたしています。家に持ち帰って丁寧にはぎ取りました。テープをはいだ後のべたつきは「シール剥がし」なる液体で綺麗に取り除くことができました。

さて,わたしの持っているフジ矢のペンチをすべて並べてみました。

ペンチにはフジ矢の名のとおり,富士山に矢が貫いたデザインが彫り込まれています。それをよく見ると一品ごとに違うのです。しかし,それらは大きく2つのグループに分けられます。
上の写真で,上の行の3本は古い形と思えるデザイン,下の行の3本は新しい形です。

古い形のデザインは富士山の頂上付近が3つの峰に分かれています。その代表として今回手に入れたペンチのものを拡大してみましょう。

3つの峰に分かれているのはお分かりいただけるでしょう。

新しいデザインのものは

のようです。単純化され,頂上の3つの峰はなくなっています。デザインと言うものは単純化,抽象化へと進化するものなのでしょう。

握りの部分にも変化があります。
古いデザインのものの握りにはギザギザがあります。

手が滑りにくくなるように配慮していることがうかがわれます。新しいデザインの方はギザギザがありません。

まあ,ペンチなど1本か2本あればいいのですが,いつの間にかこんなに集まってしまいました。
以上

祖母山の曙躑躅

2025-05-01 06:00:37 | 日記
毎年この時季になると祖母山(そぼさん=1,756m)に登りたくなります。理由は多分新緑と曙躑躅(アケボノツツジ)を観たいがためでしょう。ひょっとしたら最初に登ったのがこの時季だったためかも知れません。

しかし,(登りたい)と思うだけでなかなか実行に移せません。なぜか?それは登山口の駐車場で車上荒らしがあるからです。
祖母山は自宅から遠いため,1泊しなければなりません。通常は祖母山九合目の小屋に泊まります。その間登山口に車を置かなければなりません。このときの車上荒らしが気になるのです。
電車・バスを利用する方法もありますが,バスの便が激減というかほとんど消滅しているのです。自治体が運行しているバスもあるようですが,コースや発着時刻がはっきりしません。

そこで今回発想を転換!日帰り登山としました。
朝3時過ぎに家を出発。東九州自動車道を通って6時過ぎに竹田市から南下します。目指す祖母山(と思しき山)が姿を現しました。

登山口に着いたのは6時半。わたしが駐車したら駐車場は満杯になってしまいました。
それでも後から後から車がやって来ます。本来駐車すべきでないところに無理やり停める車が数台。


ここで朝食の弁当を使って6時45分に登山開始!(弁当は朝と昼の2食分用意しました。)
ほどなく五合目の小屋に到着。

手前の小さな建物はバイオトイレです。山小屋も綺麗になっていました。

坦々と歩いて行きます。
あるところから急登になり,それが国観峠まで続きます。
途中,福島から来たという2人としばし歩きながら会話。わたしの姿を見て「かっこいいですね。」と言います。かっこいいかどうかは分かりませんが,わたしは革の大きな登山靴にキスリングという姿。「古臭い格好ですよ。」と答えると,再び「かっこいいですよ。」と。その2人は翌日阿蘇の高岳に登る予定で,この連休中に日本百名山に選定されている山のうち九州にある山すべてに登る計画だとか。

この急坂にあけぼのつつじがあります。——咲いていました。

この淡いやさしい桃色がいいですね。少しですが石楠花も咲いていました。

急登を登り終えると急に開けます。国観峠です。

上の写真ではほとんど見えませんが,お地蔵さんが立っています。記憶が蘇ってきました。55年前,初めてここに来たときもこのお地蔵さんに出迎えてもらったのです。

ここからは比較的傾斜の緩やかな道を進みます。そして,最後の急登で一気に頂上。9時45分,登山口から3時間でした。

頂上はまさにテッペンという雰囲気です。阿蘇五岳,九重連山,由布岳,傾山などなど望まれます。雲仙も見えます。残念ながら故郷の霊峰英彦山は見えません。スマートフォンで360度の景色を動画に収めました。

15分ほど休憩して下山開始。(時刻が早いので昼食を摂る気が起こりません。)ちょっと迂回して九合目の小屋を確認しました。

小屋は無事でしたが,何やら劣化の兆候が。風力発電は動きを止めています。小屋のそばの空き地には太陽光パネルが放置されています。そう言えば,上の写真を見ると屋根の一部の太陽光パネルがはがれています。また,写真には映っていませんが,地上にも数枚の太陽光パネルが斜めに置かれていました。多分,屋根の上に設置した太陽光パネルが壊れたとき,それを下におろすにはおろしたが,新しいパネルを引き揚げることができなかったのだと思います。あるいは今後の保守を容易にするために敢えて地上に移したのかも?

今回の山行ではあけぼのつつじのほかに山シャクヤクの花を見る期待もあったのですが,見つかりませんでした。残念!
17年振りの祖母山でした。
以上


福智山の翁草

2025-04-19 13:56:23 | 日記
きょうは夕方から曇り出し,夜には雨になるとの予報。あしたは多分雨?
では,きょう福智に登ろう。——と言うことでいつもの福智山に登りました。

9時丁度にいつもの上野登山口から登山開始。きょうは久しぶりに手ぶらでした。つまり,水も食べ物も何も一切携行しなかったのです。まあ,山をなめていると言われても仕方ありません。荷物がないせいか,軽やかに登れました。
五合目を過ぎて,七合目付近でしょうか?桜の大木が満開でした。

幹に「昭和桜」と大書されています。今頃満開なのですね。ことしはばらばらなような気がします。

九合目付近。いつもの山の岩が。

背景の青空に映えています。
そこから最後の急登です。と,道端に見覚えのある花が。

おきな草ですね。丁度見ごろです。久しぶりに見ます。番号札がついているということは誰か有志の方が育てたのでしょうか?あるいは見守っているのでしょう。

10時30分に頂上に到達。きょうは登山口から90分でした。いつもより10分早い!
故郷の霊峰英彦山がかすんで見えました。

5分間休憩後下山を開始しました。
以上