やむやむやみー

やみーのやむやむな毎日

つながり読書108「花まんま」 朱川湊人

2017-08-09 23:09:22 | ヨムヨム ネタバレチュウイ!!!


第133回直木賞候補作品「となり町戦争」から、受賞作品へというつながり。

6つの短編からなる作品。

どれもイメージしやすく、すんなり入ってくる文章。

どれも「子ども時代」の繊細な心が丁寧に描かれていて、

「妖精生物」の娘の大介さんを慕う気持ちは、女子の成長を同じくたどってきた

私としては「なぜあなた(男なのに)こんなに分かるの?」と筆者に問いたくなった。


子どもというのは実によく大人を観察している。

観察しながらも、嫌悪したり、罪悪感を感じたり、自分は違うと感じることを胸に秘めて

大人になる。表に出てこないそんな気持ちを思い出させてくれた作品。






最新の画像もっと見る

コメントを投稿