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つながり読書97 「たまゆら」 あさのあつこ

2017-01-11 11:00:14 | ヨムヨム ネタバレチュウイ!!!


今回は同じ岡山県出身の作家、というつながり。

冒頭、この時代設定は?と思ってしまうのも仕方がない。

伊久男と日名子の山の暮らしは現代からかけ離れている。


「山」という存在を人生の一部として受け入れ、生きていかなくては

ならなくなった人たちの物語だ。


なんだろう。何かしっくりこない。


老夫婦の過去にある事件が、ふたりの現在の生活につながっていることは

よしとして、真帆子ちゃんの背景がぼんやりしてしまう。


陽介を忘れられない気持ちを抱えたままであることもよし。

でも陽介側はどうだ?山頂で「真帆子に逢いたい」と思うほどの恋愛感情を

長い年月抱えていたことをどうも想像しにくい。

そして山頂での再会。

1年だよ?

しかも雪崩がきたとき「陽介がはっきりと呼んだ。輪郭のある強い、若い声だった。

真帆子の腕をひっぱる」って。。。ついさっき瀕死の状態で現れたって感じだったのに。

and陽介がお父さんを殺しちゃった動機は?


一方老夫婦は「これでやっと、あの事件が終わった」っておっしゃる。

うーん。









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