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つながり読書81 「完本 戒老録」 曽野綾子 メモ5

2016-04-19 14:58:55 | ヨムヨム ネタバレチュウイ!!!
☆「ある日、見知らぬ町を一人で見に行くような孤独に強い

  人間になっていなければならない」


女性の方が一人で出歩くクセをつけるのは難しいかもしれない。

若いときは母に「一人で映画館なんて行くんじゃない」と止められたが

時代が変わったこともあるし、おばはん、もしくはおばあちゃんが一人でも

なんの問題もないだろう。

一人で動く、は慣れだと思う。

営業の仕事をしていたとき、はじめは一人で喫茶店に入り辛かった。

が、だんだん平気になる。

私のことなどだれも気にしてない、と分かるのだ。


☆「与えられることをでなく、与えることを願う」


これは義母を見ていても、亡くなった祖父にも見られたこと。

義母はクリスチャンとしての精神が根付いている人だからこそ、と

勝手に思っていたが、食卓に出してあるものを食べなさい食べなさい、

としきりに言っていた祖父もきっと「与える」ということが頭にあった

のだろう。


☆「苦しみの中から感謝することは容易ではない」


確かにそうだ。

老年期はそれに挑戦できるチャンスなのかもしれない。

長いこと病院で寝たきりだった祖母が「ありがたいなあ、こんなによく

してもらって」と言ったのを聞いたことがある。

人生の先輩としてすごいとこ見せて頂きました。


☆「若い人は週刊誌などはあまり読む必要もないが、年寄りには大切かも

  しれない」


定義づけでいっぱい→考えの老化

新しもの好きでいいらしい。

新しいものは慣れるのが大変だけど、長いこと生きると意外とそれは

自分の経験していたことの延長だったり、関連があることが増えるのかも

しれない。忘れているだけで。。。





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