ブログ版渡辺松男研究2の14(2018年8月実施)
【はだか】『泡宇宙の蛙』(1999年)P69~
参加者:泉真帆、A・K、T・S、曽我亮子、渡部慧子、鹿取未放
レポーター:泉真帆 司会と記録:鹿取未放
99 おさなごは苔の花見ていたるらし無口なるこのおさなごの瞳は
(レポート)
瞳が無口、という。こういうところが実に巧みな表現の技なのだとおもう。説明的にならない表現を、いつも渡辺松男の歌に学ぶ。つぶらな瞳、寡黙な瞳。その瞳が植物の小さ花を「ふしぎ(・・・)」と思い観察している。結論を述べるのでなく、景を見せて語る技をおもう。(真帆)
(当日意見)
★「無口なる」は「瞳」ではなく「おさなご」に掛かると思います。(鹿取)
★苔の花って具体もなかなか普通出てこないものですね。(真帆)
【はだか】『泡宇宙の蛙』(1999年)P69~
参加者:泉真帆、A・K、T・S、曽我亮子、渡部慧子、鹿取未放
レポーター:泉真帆 司会と記録:鹿取未放
99 おさなごは苔の花見ていたるらし無口なるこのおさなごの瞳は
(レポート)
瞳が無口、という。こういうところが実に巧みな表現の技なのだとおもう。説明的にならない表現を、いつも渡辺松男の歌に学ぶ。つぶらな瞳、寡黙な瞳。その瞳が植物の小さ花を「ふしぎ(・・・)」と思い観察している。結論を述べるのでなく、景を見せて語る技をおもう。(真帆)
(当日意見)
★「無口なる」は「瞳」ではなく「おさなご」に掛かると思います。(鹿取)
★苔の花って具体もなかなか普通出てこないものですね。(真帆)