渡辺松男研究2の13(2018年7月実施)
【すこし哲学】『泡宇宙の蛙』(1999年)P65~
参加者:K・O、A・K、T・S、曽我亮子、渡部慧子、鹿取未放
レポーター:渡部慧子 司会と記録:鹿取未放
97 諍いて寝てしまえども青樹海夢のなかにて空飛ぶ家族
(レポート)
諍(あらそ)って寝てしまったのだけれど、その後、夢の中で空を飛ぶ家族になっていた。三句「青樹海」と続く「夢のなか」が同格のように働き、三句から四句は雄大な時間の層を思わせる。そのなかで諍(あらそ)ったあとの家族が何事もなかったかのように空を飛んでいる。(慧子)
(当日意見)
★「あらそう」と読むのでしょうかね?「いさかう」じゃないですか?(A・K)
★うーん、一首声に出して読むと「いさかう」の方が美しいですね。青樹海と繋げると「あらそう」
の「あ」の音もありかな。漢和辞典では「あらそう」の読みも出ています。(鹿取)
★すがすがしいですね。青樹海の出し方もうまい。みんな疲れて寝ちゃたんですね。 いい感じの
家族になっている。(K・O)
★青のトーンが夢の世界にふさわしいですね。どこまでも青い樹海の上を家族して夢で飛んでいる。
青の層のはかなさと分厚さを感じます。(鹿取)
【すこし哲学】『泡宇宙の蛙』(1999年)P65~
参加者:K・O、A・K、T・S、曽我亮子、渡部慧子、鹿取未放
レポーター:渡部慧子 司会と記録:鹿取未放
97 諍いて寝てしまえども青樹海夢のなかにて空飛ぶ家族
(レポート)
諍(あらそ)って寝てしまったのだけれど、その後、夢の中で空を飛ぶ家族になっていた。三句「青樹海」と続く「夢のなか」が同格のように働き、三句から四句は雄大な時間の層を思わせる。そのなかで諍(あらそ)ったあとの家族が何事もなかったかのように空を飛んでいる。(慧子)
(当日意見)
★「あらそう」と読むのでしょうかね?「いさかう」じゃないですか?(A・K)
★うーん、一首声に出して読むと「いさかう」の方が美しいですね。青樹海と繋げると「あらそう」
の「あ」の音もありかな。漢和辞典では「あらそう」の読みも出ています。(鹿取)
★すがすがしいですね。青樹海の出し方もうまい。みんな疲れて寝ちゃたんですね。 いい感じの
家族になっている。(K・O)
★青のトーンが夢の世界にふさわしいですね。どこまでも青い樹海の上を家族して夢で飛んでいる。
青の層のはかなさと分厚さを感じます。(鹿取)