古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第五十九章 漂流外国物語 其の三百十一

2017年03月28日 11時56分46秒 | 古文書の初歩

 


 


「漂流外国物語」第八十九ページ、上の四~五行目

解読 アメリカ江帰帆、就而春の末頃より夏之内ハ唐土

    江渡海舟多く有之、冬ハアメリカ江帰帆致候、此所ニ

読み アメリカへ帰帆、就いて春の末頃より夏の内は唐土

    へ渡海舟多くこれ有り、冬はアメリカへ帰帆致し候、此の所に

説明 「帰帆」・・・西風の時にアメリカへ帰る航海。 次の「就而」・・・

この様に読んでみましたが、正確には解りません。 「末頃」・・・「頃」

が難しい。形で覚える字。 「渡海舟」・・・渡る舟。 最後は「此所ニ」

・・・此の所に。此処に。


第五十九章 漂流外国物語 其の三百十

2017年03月28日 08時22分46秒 | 古文書の初歩

 


 


「漂流外国物語」第八十九ページ、上の一~三行目

解読 江之渡りハ、此舟ニ而致ス、此湊ハ外国船数多出

    入有之候、

    一、アメリカ之渡海ハ東風ニ而此地へ渡り、西風ニ而

読み (大船)への渡りは、此の舟にて致す、此の湊は外国船数多出

    入りこれ有り候、

    一つ、アメリカの渡海は、東風にて此の地へ渡り、西風にて

説明 「(大船)への渡り」・・・波止場から沖の大きな船への渡りは、

この小漁船に乗って渡して貰う。(いわゆるハシケの代わり。) 

「外国船数多」・・・外国船あまた。 「アメリカの渡海ハ」・・・アメリカ

との航海は。 「東風ニ而此地へ渡り」・・・東風の時、アメリカから此の地へ渡り。