古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第五十九章 漂流外国物語 其の二百九十五

2017年03月13日 07時37分05秒 | 古文書の初歩

 


 

「漂流外国物語」第八十四ページ、上の六~七行目

解読 躰日本同様なり、本堂之前尓六畳敷位之舞臺

    有之狂言等致す所なり、大躰之寺ニ有之、坊主ハ「

読み (大)体日本同様なり。本堂の前に六畳敷き位の舞台

    これ有り、狂言等致す所なり。大体の寺にこれ有り、坊主は「

説明 「大躰」・・・「大体」と同じ。 「日本同様なり」・・・文字が薄くて読むのは困難です。 「本堂」・・・慣れないと読むのは大変です。 「前尓」・・・前に。 「六畳敷位之舞臺」・・・ここも慣れしかありません。 「狂言等」・・・ここも難解。 「致数」・・・致す。「数」ははっきりと読めませんが、変体仮名の「す」と見ておきます。 「大躰の寺に有之」・・・ほとんどの寺。「大躰」も「寺」も崩しがきつくて読みにくい。