古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第五十九章 漂流外国物語 其の三百七

2017年03月25日 09時03分10秒 | 古文書の初歩

 


 

「漂流外国物語」第八十八頁、上の三~四行目

解読 祝ひ事之酒盛等ニハ、笛太鼓ニ而囃子立申候由、

    一、チャブと申小船四五石積位家形之屋根ハ竹躰ニ而阿ぢろ

読み 祝いごとの酒盛り等には、笛太鼓にて囃し立て申し候由、

    一つ、チャブと申す小船四五石積み位、家形の屋根は竹躰にてあじろ

説明 「祝ひ事」・・・悦びごと。慶事。 「等」・・・はっきりと読めません。 

「囃子立」・・・『はやしたて』、「立」が「在」にも見えます。 「小船」・・・

四・五石積み位の小船。 「竹躰」・・・「躰」がはっきりしません。

 「阿ぢろ」・・・竹や芦などを薄く削って縦横に組んだもの。天井や

屋根として使う。