古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第五十九章 漂流外国物語 其の二百九十七

2017年03月15日 08時35分13秒 | 古文書の初歩

 


 

「漂流外国物語」第八十五ページ、上の三~四行

解読 見物ニ参り候、木戸銭壱人前三匁ツゝニ而見物い

    た春なり、私アメリカ言葉ハ大躰覚へ候得共未

読み 見物に参り候、木戸銭壱人前三匁づつにて見物致

    すなり、私アメリカ言葉は大体覚え候えども、未だ

説明 「見物に参り候」・・・「参り」が読みにくい。 「三匁」・・・「匁」も読むのは困難です。 「いた春なり」・・・「春」は変体仮名の「す」です。 「アメリカ」の「ア」が解りにくい。 「言葉」・・・これも難解。 「大躰」・・・「大体」と同じ。 「覚へ候得共」・・・ここも難しいですが、慣れる事が大事です。