古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第五十九章 漂流外国物語 其の二百九十二

2017年03月10日 08時25分49秒 | 古文書の初歩

「漂流外国物語」第八十三ページ、上の五~七行目

解読 なり、下品成毛のハ者以巻躰ニ仕多る毛阿り、

    一、夜具ハ日本同様なり、

    一、魚類之市場、青物市等有之候、商賣ハ何ニ而茂

読み (如く)なり。下品なる者ははい巻き躰にしたるもあり、

    一つ、夜具は日本同様なり、

    一つ、魚類の市場、青物市等これ有り候、商売は何にても

説明 (画の如く)なり。(画は有りませんが。)図の様である。 「下品成毛のハ」・・・下品なる者は。下層階級の者は。 「者以巻躰」・・・はい巻き躰。はい巻きの様に。「はい巻き」は髪の形だと思いますが、どんな形か意味が分かりません。 「仕多る毛阿り」・・・したるも有り。したのも有る。変体仮名を多用しています。 「日本同様」・・・「日本」も読みにくい。 「青物市等」・・・「青」の崩しも難解です。「等」も難しいが、何回も出ています。 最後は「何にても」。