古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第五十九章 漂流外国物語 其の二百九十九

2017年03月17日 07時34分24秒 | 古文書の初歩

 


 


 

「漂流外国物語」第八十六ページ、上の一~二行目

解読 見受申候、子供拾五六才ニ相成候と、親々付添此所江

    生涯賣付ニ参り候との事なり、寺々の掃除男

読み 見受け申し候、子供十五六才に相成り候と、親々付き添い此の所へ

    生涯売りつけに参り候との事なり、寺々の掃除男

説明 「拾五六才」・・・「五」が難解です。「才」も分かりにくい。 「相成候と」

・・・「相なり候時。」かも分かりません。 「親ニ」ではなく、「親々」かも分かり

ません。 「付添」・・・付き添い。 「此所江」・・・この所へ。此処へ。 「生涯」・・・一生。

 「賣付ニ参り候」・・・子供を売りに来る。 「掃除男」・・・掃除人夫。